Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 10/07/2024
Public
ドキュメント目次

2.1.2. GPIOバッファーとレジスター

I/Oレジスターは、3つの異なるパスで構成されます。
  • 入力ピンからコアまでのデータを処理する入力パス
  • コアから出力ピンまでのデータを処理する出力パス
  • 出力バッファーへのOE信号を処理する出力イネーブル (OE) パス

I/Oレジスターを使用すると、高速なソースシンクロナスのレジスター間転送と再同期が可能になります。I/Oレジスターを使用してダブル・データレート (DDR) 回路を実装する場合は、GPIO Intel® FPGA IPを使用できます。

入力パスと出力パスには、次のブロックが含まれます。

  • 入力レジスター
    • ペリフェラルからコアへのハーフレートまたはフルレートのデータ転送をサポートします。
    • I/Oバッファーからキャプチャーされるダブル・データレートまたはシングル・データレートのデータをサポートします。
  • 出力レジスター
    • コアからペリフェラルへのハーフレートまたはフルレートのデータ転送をサポートします。
    • I/Oバッファーへのダブル・データレートまたはシングル・データレートのデータ転送をサポートします。
  • OEレジスター
    • コアからペリフェラルへの出力イネーブル信号をサポートします。
    • I/Oバッファーへのダブル・データレートまたはシングル・データレートのデータ転送をサポートします。

入力パスと出力パスでは、次の機能もサポートしています。

  • クロックイネーブル
  • 非同期または同期リセット
  • 入力パスと出力パスのバイパスモード
  • 入力パスと出力パスの遅延チェーン
図 3.  FシリーズおよびIシリーズ GPIOのI/Oエレメント (IOE) 構造