Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 10/07/2024
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ドキュメント目次

2.4.1.1.1. RS OCT

FシリーズおよびIシリーズデバイスでは、シングルエンドおよび電圧リファレンス形式のI/O規格において、RS OCT (キャリブレーションあり/なし) をサポートします。
表 10.  RS OCTスキーム
OCTスキーム 詳細
RS、キャリブレーションなし
  • 出力バッファーでのみ使用可能です。
  • ドライバーインピーダンス整合では、I/Oドライバーに、伝送ラインのインピーダンスと厳密に一致する制御された出力インピーダンスを提供します。
RS、キャリブレーションあり
  • RS OCTキャリブレーション回路では、RZQピンに接続している外部抵抗のインピーダンスをリファレンスとして使用します。
  • キャリブレーション時に、回路では、値がターゲット・インピーダンスに達するまでI/Oバッファーのインピーダンスを継続的に変更します。ターゲット・インピーダンスは、リファレンス抵抗に対する所定の比率です。
  • キャリブレーションは、デバイス・コンフィグレーションの最後に行われます。キャリブレーション回路で正しいインピーダンスを検出すると、回路の電源がオフになり、ドライバーの特性変更が停止します。
  • ユーザーモード時に再キャリブレーションをトリガーできます。
図 7. RS OCT、キャリブレーションなし 次の図では、RSを出力トランジスターの固有インピーダンスとして示しています。
図 8. RS OCT、キャリブレーションあり 次の図では、RSを出力トランジスターの固有インピーダンスとして示しています。
表 11.   GPIOバンクのRS OCTで選択可能なI/O規格デフォルト値は太字で示されています。
I/O規格 RS OCT、キャリブレーションなし (Ω) RS OCT、キャリブレーションあり (Ω)
1.2V LVCMOS 34、40
SSTL-12 34、40 34、40
POD12 34、40 34、40
HSTL-12 34、40 34、40
HSUL-12 34、40 34、40
差動SSTL-12 34、40 34、40
差動POD12 34、40 34、40
差動HSTL-12 34、40 34、40
差動HSUL-12 34、40 34、40