インテル® Quartus® Prime プロ・エディション ユーザーガイド: サードパーティー合成

ID 683122
日付 9/24/2018
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ドキュメント目次

2.9.3.1. クロック周波数

シングルクロック・デザインの場合、プッシュボタン・フローを使用するときはグローバル周波数を指定します。このフローはシンプルであり、良好な結果を得られますが、より高度なデザインの性能要件を満たさないことがよくあります。 タイミング制約、コンパイラー・ディレクティブ、およびその他の属性を使用すると、デザイン性能を最適化するのに役立ちます。これらの属性およびディレクティブは、HDLコードに直接入力できます。あるいは、属性はSynplifyソフトウェアのSCOPEウィンドウから.sdcファイルに入力することもできます。(ディレクティブは入力できません。)

SCOPEウィンドウを使用して、デザイン全体のグローバル周波数の要件と個別クロックの設定を行います。SCOPEウィンドウのClocksタブを使用して、周波数(または周期)、立ち上がり時間、立ち下がり時間、デューティー・サイクルおよびその他の設定を指定します。グローバル周波数を過剰に制約しないで、個別にクロック設定を割り当てると、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびSynplifyソフトウェアは、デザイン全体に対して最速のクロック周波数を達成します。define_clock属性はクロック制約を割り当てます。