インテル® Quartus® Prime プロ・エディション ユーザーガイド: サードパーティー合成

ID 683122
日付 9/24/2018
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ドキュメント目次

2.10.3.1.1. リソース・バランシング

Synplifyソフトウェアは、乗算器をDSPブロックにマッピングしながら、最適な性能を実現するためにリソース・バランシングを実行します。

インテルデバイスは固定数のDSPブロックを備えており、固定数の組み込み乗算器を内蔵しています。デザインで、提供されているよりも多くの乗算器が使用されている場合、Synplifyソフトウェアは追加の乗算器をロジックエレメント(LE)またはアダプティブ・ロジック・モジュール(ALM)に自動的にマップします。

デザインで、DSPブロック内で提供されているよりも多くの乗算器が使用される場合、Synplifyソフトウェアはクリティカル・パス内の乗算器をDSPブロックにマップします。次に、クリティカル・パス内かどうかにかかわらず、任意のワイド乗算器がDSPブロックにマップされます。より小さい乗算器およびクリティカル・パスに存在しない乗算器は、ロジック(LEまたはALM)に実装される可能性があります。これにより、デザインがデバイスに正しく適合することが保証されます。