インテル® Quartus® Prime プロ・エディション ユーザーガイド: サードパーティー合成

ID 683122
日付 9/24/2018
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ドキュメント目次

1.4. Precision Synthesis生成ファイル

合成中、Precision Synthesisソフトウェアはいくつかの中間ファイルおよび出力ファイルを生成します。
表 1.  Precision Synthesisソフトウェアの中間ファイルおよび出力ファイル

ファイル拡張子

ファイルの説明

.psp

Precision Synthesisプロジェクト・ファイル。

.xdb

Mentor Graphicsデザイン・データベース・ファイル。

.rep 1

合成領域およびタイミングのレポートファイル。

.vqm 2

.vqmファイル形式のテクノロジー固有のネットリスト。

デフォルトでは、Precision Synthesisソフトウェアは、Arriaシリーズ、Cycloneシリーズ、およびStratixシリーズデバイス用の.vqmファイルを作成します。Precision Synthesisソフトウェアは、デバイスがサポートされている場合、デフォルトで.vqmファイルを作成します。

.tcl

フォワードアノテートされたTcl割り当ておよび制約ファイル。すべてのデバイスに対して <project name> .tclファイルが生成されます。.tclファイルは、 インテル® Quartus® Primeプロジェクト・コンフィグレーション・ファイルとして機能し、基本的なプロジェクトおよび配置の割り当てを行い、 インテル® Quartus® Primeプロジェクトを作成およびコンパイルするために使用されます。

.acf

MAX+PLUS IIソフトウェアとの下位互換性のための割り当ておよびコンフィグレーション・ファイル。 MAX+PLUS IIソフトウェアでサポートされているデバイスの場合、MAX+PLUS IIの.acfファイルからMAX+PLUS IIの割り当てがインポートされます。

.sdc

Synopsys デザイン制約フォーマットの インテル® Quartus® Primeタイミング制約ファイル。

このファイルは、デバイスが インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで、タイミング・アナライザーをデフォルトで使用している場合に自動的に生成されます。命名規則は<project name> _pnr_constraints .sdcです。

1 タイミング・レポート・ファイルには、配置配線前の情報に基づいた性能見積もりが含まれます。正確な配置配線のタイミング情報を得るためには、配置配線後に インテル® Quartus® Primeによって報告されるfMAXを使用します。エリア・レポート・ファイルに含まれる合成後のデバイスリソース使用量統計は、配置配線後のデバイスリソース利用率と異なる場合があります。これは、ブラックボックスによるものか、または配置配線中にさらに最適化が進んだことによるものです。配置配線後に インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアによって報告されるデバイス利用率を、最終的なリソース利用率の結果として使用してください。
2 Precision Synthesisソフトウェアで生成されたVQMファイルは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのバージョン10.1以降でサポートされています。