インテル® Quartus® Prime プロ・エディション ユーザーガイド: サードパーティー合成

ID 683122
日付 9/24/2018
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ドキュメント目次

1.8.3. IP Catalogとパラメーター・エディターを使用した知的財産のインスタンス化

インテル FPGA IPファンクションの多くには、リソースとタイミング見積もりネットリストが含まれています。Precision Synthesisソフトウェアは、それを使用してIP周辺ロジックの合成および最適化を効率的に行うことができます。それによって、Precision Synthesisソフトウェアは、ブラックボックスのアプローチ方法よりも良好なタイミング相関、面積見積もり、および結果の質(QoR)を提供します。

このネットリスト・ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

  1. IP CatalogでIPファンクションを選択します。
  2. Nextをクリックして、パラメーター・エディターを開きます。
  3. Set Up Simulationをクリックして、すべてのEDAオプションを設定します。
  4. Generate netlistオプションをオンにして、リソースとタイミング見積もりのネットリストを生成し、OKをクリックします。
  5. Generateをクリックしてネットリスト・ファイルを生成します。

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアはファイル <output file>_syn.vを生成します。このネットリストには、リソースとタイミング見積もりのためのグレーボックス情報が含まれていますが、実際の実装は含まれていません。このネットリスト・ファイルを入力ファイルとしてSynplifyプロジェクトに取り込みます。次に、IPコア・ラッパー・ファイル<output file>.v|vhdをEDIFまたはVQMの出力ネットリストとともに インテル® Quartus® Primeプロジェクトに取り込みます。

生成された「グレーボックス」ネットリスト・ファイル <output file>_syn.vは、出力ファイル形式としてVHDLを選択した場合でも、常にVerilog HDL形式です。

注: コマンドラインからグレーボックス・ネットリスト・ファイルを作成する方法については、アルテラのナレッジ・データベースを検索してください。