サードパーティー・シミュレーション・ユーザーガイド: インテル® Quartus® Prime プロ・エディション

ID 683870
日付 5/07/2018
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ドキュメント目次

5.1. クイックスタートの例(NC-Verilog)

以下のRTLシミュレーションの例を適用することで、IESを素早く開始することができます。
  1. View > TCL Consoleをクリックして、TCL Consoleを開きます。
  2. EDAシミュレーターと実行可能パスを指定するには、 インテル® Quartus® Prime tclシェル画面に次のTclパッケージ・コマンドを入力します。
    set_user_option -name EDA_TOOL_PATH_NCSIM <ncsim executable path>
    set_global_assignment -name EDA_SIMULATION_TOOL "NC-Verilog (Verilog)"
  3. 次のいずれかの方法でシミュレーション・モデル・ライブラリーをコンパイルします。
    • デザインに必要となるすべてのシミュレーション・モデル・ライブラリーをサポートされるシミュレーターに自動でコンパイルするには、Tools > Launch Simulation Library Compilerの順でクリックします。シミュレーション・ツール、言語、ターゲットとするデバイスファミリー、出力箇所のオプションを指定して、OKをクリックします。
    • 次のコマンドラインによってもインテル FPGAシミュレーション・ライブラリーをコンパイルすることができます。
      quartus_sh --simlib_comp -tool ncsim -family <device family> -language <language> -gen_only -cmd_file <sim_script_file_name>
      このコマンドラインにより、シミュレーション・ライブラリーのコンパイルに使用できるcds.libhdl.var、および<sim_script_file_name>が生成されます。

    デザインのシミュレーション実行中に、コンパイルされたシミュレーション・モデル・ライブラリーを使用します。シミュレーションの実行方法については、EDAシミュレーターのドキュメンテーションを参照してください。

  4. IESを使用してデザインおよびテストベンチをエラボレートします。
    ncelab <work library>.<top-level entity name>
  5. シミュレーションを実行します。
    ncsim <work library>.<top-level entity name>