サードパーティー・シミュレーション・ユーザーガイド: インテル® Quartus® Prime プロ・エディション

ID 683870
日付 5/07/2018
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ドキュメント目次

1.3. HDLサポート

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは、EDAシミュレーターに対しては、次のHDLをサポートしています。
表 3.  HDLサポート
言語 説明

VHDL

  • VHDL RTLシミュレーションの場合、デザインファイルをシミュレーターに直接コンパイルしてください。インテル FPGAシミュレーション・ライブラリーのシミュレーション・モデルとIPコアのシミュレーション・モデルもデザインにコンパイルする必要があります。シミュレーション・モデルのコンパイルには、Simulation Library Compilerを使用してください。
  • ゲートレベル・シミュレーションの場合、EDA Netlist Writerは、合成済みのデザイン・ネットリストであるVHDL Outputファイル(.vho)を生成します。.vhoは、シミュレーターでコンパイルしてください。インテル FPGAシミュレーション・ライブラリーからのモデルもコンパイルする必要がある場合があります。
  • IEEE 1364-2005暗号化Verilog HDLシミュレーション・モデルは、Quartus Prime開発ソフトウェアがサポートする各シミュレーション・ベンダーに向けて個別に暗号化されます。VHDLデザインのモデルをシミュレーションするには、VHDL/Verilog HDLコ・シミュレーションが実行可能なシミュレーターが必要です。
Verilog HDL

-SystemVerilog

  • Verilog HDLあるいはSystemVerilogでのRTLシミュレーションの場合、シミュレーターでデザインファイルをコンパイルします。インテル FPGAシミュレーション・ライブラリーのシミュレーション・モデルとIPコアのシミュレーション・モデルもデザインにコンパイルする必要があります。シミュレーション・モデルのコンパイルには、Simulation Library Compilerを使用してください。
  • ゲートレベル・シミュレーションの場合、EDA Netlist Writerが合成済みのデザイン・ネットリストであるVHDL Output(.vo)ファイルを生成します。.voは、シミュレーターでコンパイルしてください。

混在HDL

  • デザインにVHDLファイル、Verilog HDLファイル、SystemVerilogファイルが混在する場合、混在言語シミュレーターを使用する必要があります。デザインのインテル FPGA IPコアの生成に対しては、最も使い勝手の良いサポートされている言語を選択してください。
  • インテル FPGAは、インテル FPGAデザインのシミュレーションの簡素化に向けて、エントリーレベルの ModelSim* - Intel® FPGA Edition・ソフトウェアおよびコンパイル済みのインテル FPGAシミュレーション・ライブラリーを提供しています。バージョン15.0以降からは、 ModelSim* - Intel® FPGA Edition・ソフトウェアは、プレーンテキストHDLのネイティブ混在言語(VHDL/Verilog HDL/SystemVerilog)コ・シミュレーションをサポートしています。

    VHDL専用のシミュレーターを使用していて、Verilog HDLモジュールとIPコアをシミュレーションする必要がある場合は、シミュレーター・ベンダーから混在言語シミュレーターのライセンスを取得するか、あるいは ModelSim* - Intel® FPGA Edition・ソフトウェアを使用してください。

回路図

シミュレーション実行前に、回路図をHDL形式に変換する必要があります。RTLシミュレーションには、変換されたVHDLファイルまたはVerilog HDLファイルが使用できます。