サードパーティー・シミュレーション・ユーザーガイド: インテル® Quartus® Prime プロ・エディション

ID 683870
日付 5/07/2018
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ドキュメント目次

1.7. シミュレーションの実行(カスタムフロー)

次のより複雑なシミュレーション・シナリオをサポートするには、カスタムのシミュレーション・フローを使用します。
  • デザインのカスタムコンパイル、エラボレーション、実行コマンド、あるいはシミュレーション・ライブラリー・モデル・ファイル(マクロ、デバッグ/最適化オプション、シミュレーター固有のエラボレーション、あるいはランタイム・オプション)
  • マルチパス・シミュレーション・フロー
  • 動的に生成されたシミュレーション・スクリプトを使用するフロー

カスタム・シミュレーション・フローに向けたライブラリーのコンパイルおよびシミュレーション・スクリプトの生成には、次を使用します。

  • Simulation Library Compiler — デバイス、HDL、およびシミュレーターに向けてインテル FPGAシミュレーション・ライブラリーをコンパイルします。カスタム・シミュレーション・フローの一部としてシミュレーション・ライブラリーをコンパイルするには、スクリプトを生成します。このツールは、デザインファイル、IPファイル、あるいはテストベンチファイルはコンパイルしません。
  • IPおよびPlatform Designerシミュレーション・スクリプト — インテル FPGA IPコアとPlatform Designerシステムに向けて生成されたスクリプトをシミュレーション・スクリプトを作成するためのテンプレートとして使用します。デザインに複数のIPコアあるいはPlatform Designerシステムが含まれている場合、手動あるいはip-make-simscriptユーティリティーを使用してシミュレーション・スクリプトを単一のスクリプトに組み合わせることが可能です。

カスタム・シミュレーション・フローで次の手順を実行します。

  1. シミュレーターでデザインファイルとテストベンチ・ファイルをコンパイルします。
  2. シミュレーターでシミュレーションを実行します。