MAX 10 エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683431
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

3.3. パワーアップ状態およびメモリーの初期化

初期パワーアップ値を評価するロジックをデザインしている場合、次の表にリストしているように、異なるタイプのメモリーブロックのパワーアップ状態を考慮します。

表 10.  エンベデッド・メモリー・ブロックの初期パワーアップ値
メモリータイプ 出力レジスタ ー パワーアップ値
M9K Used ゼロ(クリア)
Bypassed ゼロ(クリア)

.mifの指定がない場合、 Quartus® PrimeソフトウェアはRAMセルをデフォルトで 0 に初期化します。

すべてのメモリーブロックは.mifによる初期化をサポートします。デザインでメモリーをインスタンス化する際、 Quartus® Primeソフトウェアで.mifファイルを作成し、RAM IP でそれらの使用を指定することができます。メモリーが事前に初期化されている(たとえば.mifを使用して)場合でも、パワーアップ時に出力はクリアされています。パワーアップ以後の読み出しによってのみ、事前に初期化された値が出力されます。

メモリー初期化をサポートするのは、次の MAX® 10コンフィギュレーション・モードのみです。

  • メモリー初期化を伴うシングル圧縮イメージ
  • メモリー初期化を伴うシングル非圧縮イメージ
注: メモリー初期化機能は、 MAX® 10 FlashおよびAnalog機能オプションでのみサポートされています。