MAX 10の汎用I/Oのユーザーガイド

ID 683751
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

3.3. ガイドライン:LVTTL / LVCMOS入力バッファのクランプ・ダイオードを有効にする

I/OバンクのVCCIOがLVTTL / LVCMOS入力バッファの電圧よりも低い場合、Intelはクランプ・ダイオードを有効にすることを推奨します。
  • 3.3 V LVCMOS / LVTTL入力バッファ — I/OバンクのVCCIOが3.0 Vの場合、クランプ・ダイオードを有効にする
  • 3.3 Vまたは3.0 V LVCMOS / LVTTL入力バッファ — I/OバンクのVCCIOが2.5 Vの場合、クランプ・ダイオードを有効にする

これらの条件下でクランプ・ダイオードを有効にすることにより、オーバーシュートやアンダーシュートを制限できるようになります。ただし、これはホット・ソケットの電流仕様には準拠していません。

また、これらの条件下でクランプ・ダイオードを有効にしない場合には、I/Oピンのシグナル・インテグリティに影響し、オーバーシュートまたはアンダーシュートの問題が生じます。こうした場合、ボード・デザインをオーバーシュート / アンダーシュート仕様に適合させる必要があります。

表 14.  3.3 Vまたは3.0 Vでの電圧トレランスの最大定格次の表は、電圧トレランス仕様をリストしています。クランプ・ダイオードを有効にしない場合は、ボード・デザインがこれらの仕様に適合するようにしてください。
電圧 最小値(V) 最大値(V)
VCCIO = 3.3 V 3.135 3.45
VCCIO = 3.0 V 2.85 3.15
VIH(AC) 4.1
VIH(DC) 3.6
VIL(DC) -0.3 0.8