MAX 10の汎用I/Oのユーザーガイド

ID 683751
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

2.2. MAX® 10のI/Oエレメント

MAX® 10のI/Oエレメント(IOE)は、双方向I/Oバッファ1つ、および入力、出力、出力イネーブルの信号を格納するレジスタ5つを含み、エンベデッド双方向SDR(Single Data Rate)ならびにDDR(Double Data Rate )転送を完成させます。

I/Oは、I/Oバンクごとに4つのI/Oモジュールのグループに分けられます。

  • MAX® 10デバイスでは、VREFRUPRDNCLKPINPLLCLKOUT、およびコンフィギュレーション・ピンとテスト・ピンは、ユーザーI/Oピンと共用
  • シュミット・トリガ入力バッファは、全てのI/Oバッファで使用可能

各IOEは、入力レジスタを1つ、出力レジスタを2つ、出力イネーブル(OE)レジスタを2つ含みます。

  • 2つの出力レジスタと2つのOEレジスタはDDRアプリケーションに使用される
  • 入力レジスタを高速セットアップ時間に、出力レジスタを高速クロック - 出力時間に使用できる
  • OEレジスタを高速クロック - 出力イネーブル時間に使用できる

IOEは入力、出力、または双方向データ・パス向けに使用できます。I/Oピンはさまざまなシングル・エンドや差動のI/O規格をサポートしています。

図 2. 双方向コンフィギュレーションでのIOEストラクチャ