MAX 10の汎用I/Oのユーザーガイド

ID 683751
日付 2/21/2017
Public
ドキュメント目次

2.3.2.5. プログラマブル出力スルー・レート・コントロール

プログラマブル・スルー・レート・コントロールには、0、1、2から選択可能な3つの設定があり、2がデフォルトの設定です。0の設定は低速スルー・レートであり、2は高速スルー・レートです。
  • 高速スルー・レート — 高性能システム向けに高速の遷移を提供する
  • 低速スルー・レート — システム・ノイズおよびクロストークをを軽減するが、立ち上がりおよび立ち下りエッジにノミナル遅延を追加する
表 8.   MAX® 10 デバイスのプログラマブル出力スルー・レート・コントロールこの表では、プログラマブル出力スルー・レート・コントロールをサポートするシングル・エンドのI/O規格およびドライブ能力設定をリストしています。プログラマブル・スルー・レート・コントロールをサポートしていないI/O規格およびドライブ能力設定では、デフォルト・スルー・レート設定は2(高速スルー・レート)です。
I/O規格

スルー・レート・コントロールをサポートするIOH / IOLドライブ能力

3.0 V LVTTL/3.0 V LVCMOS 16、12、8
2.5 V LVTTL/2.5 V LVCMOS 16、12、8
1.8 V LVTTL/1.8 V LVCMOS 16、12、8
1.5 V LVCMOS 16、12、10、8
1.2 V LVCMOS 12、10、8
SSTL-2 Class I 12、8
SSTL-2 Class II 16
SSTL-18 Class I 12、10、8
SSTL-18 Class II 16、12
SSTL-15 Class I 12、10、8
SSTL-15 Class II 16
1.8 V HSTL Class I 12、10、8
1.8 V HSTL Class II 16
1.5 V HSTL Class I 12、10、8
1.5 V HSTL Class II 16
1.2 V HSTL Class I 12、10、8
1.2 V HSTL Class II 14

各I/Oピンにスルー・レート・コントロールがあるので、スルー・レートをピンごとに指定できます。スルー・レート・コントロールは立ち上がりおよび立ち下りの両方のエッジに対して作用します。

注: アルテラは、IBISまたはSPICEシミュレーションを行い、デザインするアプリケーション向けに最適なスルー・レート設定を決定することを推奨します。