HDMI Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683798
日付 12/04/2023
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ドキュメント目次

6.1. シンクの機能の詳細

HDMIシンクコアは、20ビットまたは40ビットのパラレル・データ・パスを介してトランシーバー・ネイティブPHYに直接接続します。補助ポートとオーディオポート、および内部モジュールのクロックドメインは、FRLパスと非FRLパスで異なります。
図 48. TMDS (Support FRL = 0) デザインのHDMIシンク信号フロー次の図は、HDMIシンク信号のフローを示しています。この図では、コア内で使用されるさまざまなクロックドメインを示しています。

シンクコアは、カラーチャネルに対応する3つ (TMDSモード) または4つ (FRLモード) の20ビットまたは40ビット・データ入力パスを提供します。シンクコアでは、それぞれのトランシーバー・クロック出力を使用して、トランシーバー出力からの3つの20ビットまたは40ビット・チャネルにクロックを供給します。

  • 青のチャネル: 0
  • 緑のチャネル: 1
  • 赤のチャネル: 2
  • クロックチャネル: 3
図 49. HDMIシンク信号フロー (Support FRL = 1でActive Video Protocol = Noneのデザイン)

Support FRL = 1のデザインの場合、TMDSモードでは、DCFIFOはトランシーバー・リカバリー・クロック・ドメインのスクランブラー、TMDS/TERC4デコーダーからのHDMIデータストリームを vid_clk ドメインにクロック入力します。FRLパスのすべてのブロックとビデオデータは、vid_clk ドメインで動作します。

TMDSモードで動作している場合、シンクコアではそれぞれのカラーチャネルに対応する3つの20ビット・データ入力パスを受け入れます。シンクコアでは、それぞれのトランシーバー・クロック出力を使用して、トランシーバー出力からの3つの20ビット・チャネルをクロック伝送します。

  • 青のチャネル: データチャネル0
  • 緑のチャネル: データチャネル1
  • 赤のチャネル: データチャネル2
注: データチャネル3はTMDSモードでは使用されません。データチャネル0から3は常に40ビット幅ですが、TMDSモードでは最下位ビットから20ビットのみが使用されます。

FRLモードで動作している場合、シンクコアは各FRLチャネルに対応する4つの40ビット・データ入力パスを受け入れます。シンクコアでは、それぞれのトランシーバー・クロック出力を使用して、トランシーバー出力からの4つの40ビット・チャネルをクロック伝送します。

  • FRLチャネル0: データチャネル0
  • FRLチャネル1: データチャネル1
  • FRLチャネル2: データチャネル2
  • FRLチャネル3: データチャネル3

シンクコアは、各カラーチャネルのチャネルごとにN*48ビットのビデオデータを提供します。この N はクロックあたりのピクセル数です。

図 50. HDMIシンク信号フロー (Support FRL =1でActive Video Protocol = AXIS-VVP Fullのデザイン)