インテル® Agilex™ エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683241
日付 4/25/2022
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ドキュメント目次

2.3. 非同期クリアと同期クリア

インテル® Agilex™ のM20KおよびMLABエンベデッド・メモリー・ブロックは、出力ラッチと出力レジスターで非同期クリアおよび同期クリアをサポートします。
注: M20Kブロックは、読み出しアドレスレジスターでの非同期クリアをサポートしますが、シンプル・デュアルポート・モードとシンプル・クアッドポート・モードにのみ制限されます。読み出しアドレスレジスターがクリアされている場合、M20Kではアドレス0のメモリーコンテンツを読み出します。

非同期クリア (aclr) 信号の場合、aclr信号がアサートされると、RAMの出力はすぐにクリアされます。出力は、aclr信号がデアサートされた後の次の読み出しサイクルまでクリアされたままになります。

同期クリア (sclr) 信号の場合、sclr信号がアサートされると、RAMの出力は出力クロックの次の立ち上がりエッジでクリアされます。出力は、 sclr信号がデアサートされた後の次の読み出しサイクルまでクリアされたままになります。

注: aclr信号とsclr信号はいずれも、それぞれのRAMのコンフィグレーションに対して個別に使用する必要があります。
図 5. レジスターモードでの非同期クリアと同期クリアの動作
図 6. レジスターされないモードでの非同期クリアと同期クリアの動作
図 7. 読み出しアドレスレジスターで非同期クリアが使用されている場合の動作 (レジスターモードとレジスターされないモード)