インテル® Agilex™ エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683241
日付 4/25/2022
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ドキュメント目次

4.3.4. FIFOの機能におけるタイミング要件

wrreq信号は、FIFO Intel® FPGA IPのパラメーター・エディターでオーバーフロー保護回路を有効にしている場合、もしくはOVERFLOW_CHECKINGパラメーターをONに設定している場合に無視されます (FIFOがフルの際に)。rdreq信号は、FIFO Intel® FPGA IPコア・インターフェイスでアンダーフロー保護回路を有効にしている場合、もしくはUNDERFLOW_CHECKINGパラメーターをONに設定している場合に無視されます (FIFOが空の際に)。

保護回路が有効になっていない場合は、機能上の次のタイミング要件を満たす必要があります。

表 40.  機能におけるタイミング要件
DCFIFO SCFIFO
wrreq信号は、wrfull信号がアサートされたクロックサイクルと同じサイクルでデアサートします。 wrreq信号は、full信号がアサートされたクロックサイクルと同じサイクルでデアサートします。
rdreq信号は、rdempty信号がアサートされたクロックサイクルと同じサイクルでデアサートします。wrclkおよびrdclkの周波数に基づき想定される動作とは関係なく、これらの要件を満たす必要があります。 rdreq信号は、empty信号がアサートされたクロックサイクルと同じサイクルでデアサートします。
図 34.  wrreq信号とwrfull信号の機能におけるタイミング次の図は、wrreq信号とwrfull信号の動作を示しています。
図 35.  rdreq信号とrdempty信号の機能におけるタイミング次の図は、rdreq信号とrdempty信号の動作を示しています。

前述のDCFIFOの機能に必要なタイミングは、SCFIFOにも適用されます。この2つのモードの違いは、SCFIFOでは、wrreq信号はfull信号に基づき機能のタイミング要件を満たす必要があり、rdreq信号はempty信号に基づき機能のタイミング要件を満たす必要があることです。