インテル® Agilex™ エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683241
日付 4/25/2022
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ドキュメント目次

2.7. Force-to-Zero

Force-to-Zeroの機能は、選択されているRAMのメモリーブロックが単一のメモリーブロックよりも大きい場合のタイミング改善に役立ちます。この機能は、M20Kブロックにのみ適用されます。

例えば、選択しているRAMのメモリーブロックに4096のメモリー深度がある場合、サポートする最大メモリー深度が2048のみのM20Kブロックでは、2つのRAMを多重化する必要があります。この機能を使用すると、アドレス幅のステッチングを行う際に、M20Kブロックの出力でORゲートを多重化回路に置き換えることができます。アドレスのMSBがForce-to-Zeroモードの読み出しイネーブル信号を制御するため、読み出しイネーブル信号がデアサートされると、他のメモリーブロックの出力は0に強制されます。これにより、データの出力は、選択されているメモリーブロックの出力からのみ読み出されます。

Enable Force-to-Zero featureをオンにするオプションは、RAM/ROM IPのパラメーター・エディターにあります。

注: Enable Force-to-Zero featureをオンにすると、信号をデアサートした際に、読み出しイネーブル信号は以前の値を維持しません。