インテル® Agilex™ デバイス・データシート

ID 683301
日付 6/02/2021
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ドキュメント目次

HPS I2Cのタイミング特性

表 89.   インテル® Agilex™デバイスのHPS I2Cのタイミング要件仕様ステータスについては、データシートのステータスの表を参照してください。
シンボル 説明 標準モード 高速モード 単位
最小値 最大値 最小値 最大値
Tclk シリアルクロック (SCL) クロック周期 10 2.5 μs
Tclk_jitter I2Cクロック出力ジッター 2 2 %
THIGH 96 SCLのHigh期間 497 0.698 μs
TLOW 99 SCLのLow期間 4.7100 1.3101 μs
TSU;DAT シリアル・データ・ライン (SDA) からSCL間のセットアップ時間 0.25 0.1 μs
THD;DAT 102 SCLからSDAデータへのホールド時間 0 3.15 0 0.6 μs
TVD;DATおよびTVD;ACK 103 SCLからSDA間の出力データ遅延 3.45104 0.9105 μs
TSU;STA 反復開始条件のセットアップ時間 4.7 0.6 μs
THD;STA 反復開始条件のホールド時間 4 0.6 μs
TSU;STO 停止条件のセットアップ時間 4 0.6 μs
TBUF STOPとSTART間のSDA高パルス持続時間 4.7 1.3 μs
Tscl:r 106 SCLの立ち上がり時間 1,000 20 300 ns
Tscl:f 106 SCLの立ち下がり時間 300 6.54 300 ns
Tsda:r 106 SDAの立ち上がり時間 1,000 20 300 ns
Tsda:f 106 SDAの立ち下がり時間 300 6.54 300 ns
図 15. I2Cのタイミング図
96 Thighは、ic_ss_scl_hcnt または ic_fs_scl_hcnt レジスターを使用して調整できます。
97 ic_ss_scl_hcntの推奨最小設定は428です。 インテル® Agilex™ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル内、SCL_High_timeの計算式を参照してください。
98 ic_fs_scl_hcntの推奨最小設定は75です。 インテル® Agilex™ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル内、SCL_High_timeの計算式を参照してください。
99 Tlowは、ic_ss_scl_lcnt または ic_fs_scl_lcnt レジスターを使用して調整できます。
100 ic_ss_scl_lcntの推奨最小設定は464です。 インテル® Agilex™ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル内、SCL_Low_timeの計算式を参照してください。
101 ic_fs_scl_lcntの推奨最小設定は163です。 インテル® Agilex™ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル内、SCL_Low_timeの計算式を参照してください。
102 THD;DATは、立ち上がり時間と立ち下がり時間の影響を受けます。
103 TVD;DATおよびTVD;ACKは、立ち上がり時間と立ち下がり時間、ならびに (ic_sda_hold レジスターを調整することで設定する) SDAホールド時間に影響をうけます。
104 仕様内にするためには、最大 SDA_HOLD = 240を使用します。
105 仕様内にするためには、最大 SDA_HOLD = 60を使用します。
106 立ち上がり時間と立ち下がり時間のパラメーターは、I/Oドライバーの特性、プルアップ抵抗値、伝送ラインの総容量などの外部要因によって異なります。