インテル® Agilex™ デバイス・データシート

ID 683301
日付 6/02/2021
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ドキュメント目次

HPSトレースのタイミング特性

表 91.   インテル® Agilex™デバイスのトレースのタイミング要件

トレース帯域幅を増やすには、インテル®では、トレース・インターフェイスをHPS Platform Designerコンポーネント内のFPGAに配線することをお勧めします。FPGAトレース・インターフェイスでは、FPGA I/Oの使用を最小限に抑えるために、ダブル・データ・レートに変換できる64ビットのシングル・データ・レート・パスを提供します。

HPSトレース・インターフェイスに接続するトレースモジュールによっては、可能な最大サンプリング速度を達成するにはボード終端を含める必要がある場合があります。終端の推奨事項については、トレースモジュールのデータシートを参照してください。

ほとんどのトレースモジュールでは、トレースデータのタイミングマージンを改善する目的で、プログラム可能なクロックとデータスキューを実装しています。別の方法としては、HPSプログラマブルI/O遅延を使用して、クロック-データ間のタイミング関係を変更することも可能です。

仕様ステータスについては、データシートのステータスの表を参照してください。

シンボル 説明 最小値 標準値 最大値 単位
Tclk トレースクロック周期 6.667 ns
Tclk_jitter トレースクロック出力ジッター 2 %
Tdutycycle トレースクロックの最大デューティー・サイクル 45 50 55 %
Td TclkからD0–D15への出力データ遅延 -0.5 1.3 ns
図 23. トレースのタイミング図