インテル® Agilex™ デバイス・データシート

ID 683301
日付 6/02/2021
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LVDS SERDESの仕様

表 38.   インテル® Agilex™デバイスのLVDS SERDESの仕様

LVDSシリアライザー/デシリアライザー (SERDES) ブロックは、SERDES係数J = 3~10をサポートします。

DDRレジスターは、SERDES係数J = 1~2をサポートします。

リンクのタイミング・クロージャー解析を実行することにより、レシーバーの残りのタイミングマージンを計算する必要があります。残りのタイミングマージンを決定するには、ボード・スキュー・マージン、トランスミッターのチャネル間スキュー、およびレシーバーのサンプリング・マージンを考慮する必要があります。

仕様ステータスについては、データシートのステータスの表を参照してください。

パラメーター シンボル 条件 -1スピードグレード -2スピードグレード -3スピードグレード -4スピードグレード 単位
最小値 標準値 最大値 最小値 標準値 最大値 最小値 標準値 最大値 最小値 標準値 最大値
クロック周波数 fHSCLK_in (入力クロック周波数) True Differential I/O Standards クロックブースト係数W = 1~4043 10 800 10 700 10 625 10 625 MHz
fHSCLK_in (入力クロック周波数) Single-Ended I/O Standards クロックブースト係数W = 1~4043 10 625 10 625 10 525 10 525 MHz
fHSCLK_OUT (出力クロック周波数) 80044 70044 62544 62544 MHz
トランスミッター True Differential I/O Standards - fHSDR (データレート)45 SERDES係数J = 4~1046 47 48 150 1,600 150 1,434 150 1,250 150 1,000 Mbps
SERDES係数J = 346 47 48 150 1,200 150 1,076 150 938 150 600 Mbps
SERDES係数J = 2、DDRレジスター使用 150 84049 150 49 150 49 150 49 Mbps
SERDES係数J = 1、DDRレジスター使用 150 42049 150 49 150 49 150 49 Mbps
tx Jitter - True Differential I/O Standards データレートの合計ジッター、600 Mbps~1.6 Gbps ≤1,600 Mbps: 160

≤1,434 Mbps: 200

≤1,250 Mbps: 250

≤1,000 Mbps: 300

≤800 Mbps: 320

600 Mbps: 340

≤1,434 Mbps: 200

≤1,250 Mbps: 250

≤1,000 Mbps: 300

≤800 Mbps: 320

600 Mbps: 340

≤1,250 Mbps: 250

≤1,000 Mbps: 300

≤800 Mbps: 320

600 Mbps: 340

≤1,000 Mbps: 300

≤800 Mbps: 320

600 Mbps: 340

ps
データレートの合計ジッター、< 600 Mbps 0.21 0.21 0.21 0.21 UI
tDUTY 50 Differential I/O StandardsのTX出力クロック・デューティー・サイクル 45 50 55 45 50 55 45 50 55 45 50 55 %
tRISE & tFALL 47 51 True Differential I/O Standards 160 180 200 220 ps
TCCS 45 50 True Differential I/O Standards 330 330 330 330 ps
レシーバー True Differential I/O Standards - fHSDRDPA (データレート) SERDES係数J = 4~1046 47 48 150 1,600 150 1,434 150 1,250 150 1,000 Mbps
SERDES係数J = 346 47 48 150 1,200 150 1,076 150 938 150 600 Mbps
fHSDR (データレート) (DPAなし)45 SERDES係数J = 3~10 48 52 48 52 48 52 48 52 Mbps
SERDES係数J = 2、DDRレジスター使用 48 49 48 49 48 49 48 49 Mbps
SERDES係数J = 1、DDRレジスター使用 48 49 48 49 48 49 48 49 Mbps
DPA (FIFOモード) DPAランレングス 10,000 10,000 10,000 10,000 UI
DPA (ソフトCDRモード) DPAランレングス SGMII/GbEプロトコル 5 5 5 5 UI
他のすべてのプロトコル 208 UIあたり50データ遷移 208 UIあたり50データ遷移 208 UIあたり50データ遷移 208 UIあたり50データ遷移
ソフトCDRモード ソフトCDR ppm許容値 -300 300 -300 300 -300 300 -300 300 ppm
非DPAモード Sampling Window 330 330 330 330 ps
43 Clock Boost Factor (W) は入力データレートと入力クロックレート間の比率です。
44 これは、PHYクロック・ネットワークを使用することで達成されます。
45 PCBトレース長によるパッケージスキュー補正が必要です。
46 Fmaxの仕様は、シリアルデータに使用される高速クロックに基づいています。インターフェイスFmaxは、デザインに依存し、タイミング解析を必要とするパラレル・クロック・ドメインにも依存しています。
47 VCCおよびVCCPは組み合わされた電力層に存在し、チップ間インターフェイスの最大負荷は5 pFである必要があります。
48 最小仕様は、(PLLおよびクロックピンなどの) クロックソースや、使用するクロック配線リソースによって異なります。I/O差動バッファーおよびシリアライザーに関しては、最小トグルレートは存在しません。
49 デザインのタイミングを収束し、かつシグナル・インテグリティーがインターフェイス要件を満たしている場合、理想的な最大データレートは、SERDES係数 (J) × PLLの最大出力周波数 (fOUT) となります。
50 DIVCLK = 1には適用されません。
51 これは、デフォルトのプリエンファシス設定およびVOD設定にのみ適用されます。
52 リンクのタイミング・クロージャー解析を実行することで、非DPAモードで達成可能な最大データレートを見積もることができます。サポートされている最大データレートを決定するには、ボード・スキュー・マージン、トランスミッターの遅延マージン、およびレシーバーのサンプリング・マージンを考慮する必要があります。