F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite Intel® FPGA IP ユーザーガイド

ID 711009
日付 9/30/2024
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ドキュメント目次

4.6.1. Nios® データ・メモリー・サイズの選択

Quartus® Prime 開発ソフトウェアは、結合 .mif ファイルを Support Logic Generation ステップで生成します。このファイルには、デザインで使用されるすべてのプロファイルに関連するリコンフィグレーション・データがタイルごとに含まれています。プロジェクト内の各 F タイルにはそれぞれ、独自の結合 .mif ファイルが生成されます。この .mif ファイルは、<project_directory>/support_logic/ ディレクトリーにあります。タイルの Nios® データメモリーに必要なサイズを決定するには、Support Logic Generation ステップで生成されるメッセージを確認します。このメッセージは、 Quartus® Prime GUI の Message ペイン、もしくはメイン・プロジェクト・ディレクトリーにある <project_name>.tlg.rpt ファイルで確認することができます。

メッセージには、デザインの実装に必要な .mif ファイルの正確なサイズが含まれます。形式は次のとおりです。

Info(23089): NIOS data memory size 27428 Bytes is needed to store the data for Dynamic Reconfiguration Controller IP dphy_f_hw/dr_dut/dr_f_0

このメッセージは最小の Nios® データ・メモリー・サイズを示すため、Dynamic Reconfiguration Suite IP の Nios® data memory size プルダウンメニューからは、メッセージに示されているサイズ以上の値を選択する必要があります。メッセージではサイズがバイト単位で示されるのに対し、プルダウンの選択はキロバイト単位で示されることに注意してください。

Nios® メモリーのサイズが正しく設定されていない場合、 Quartus® Prime 開発ソフトウェアは、Support Logic Generation ステップ時に次のようなエラーメッセージを生成します。

Error(23051): NIOS data memory size 16K Bytes of Dynamic Reconfiguration Controller IP dphy_f_hw/dr_dut/dr_f_0 is smaller than required MIF Size of 27428Bytes to store the data in NIOS Memory