F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite Intel® FPGA IP ユーザーガイド

ID 711009
日付 9/30/2024
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ドキュメント目次

4.14. マスター・クロック・チャネル

F タイルのダイナミック・リコンフィグレーションでは、IP が System PLL Clocking モードになっている必要があります。ダイナミック・リコンフィグレーション・グループ内のすべてのダイナミック・リコンフィグレーション・プロファイルで、同じシステム PLL クロック周波数値を使用する必要があります。

System PLL Clocking モードで動作している際に、F タイルの IP は、F タイルから pld_pcs_tx_clk_out1_dcm (双方向および TX 単方向) または pld_pcs_rx_clk_out1_dcm (RX 単方向) を介してデータパスクロックを供給するように標準化されます。ソフト IP データパスには、 System PLL DIV2 クロックが供給されることが想定されています。

ダイナミック・リコンフィグレーションでは、 インテル® Quartus Support Logic Generation により System PLL DIV2 クロックをソフト IP データパスに接続し、それを F タイルに供給します。

オプションで、System PLL DIV2 クロックソースを使用するのではなく、マスター・クロック・チャネルを QSF 割り当てを介して指定することができます。マスター・クロック・チャネルを選択する際は、それが安定していることを確認します。そうしないと、ダイナミック・リコンフィグレーション時にプロトコル IP の動作が中断する可能性があります。マスター・クロック・チャネルが QSF 割り当てで指定されていない場合、Quartus Support Logic Generation では、対応する System PLL DIV2 ポートからマスタークロックを自動的に供給します。

マスター・クロック・チャネルの選択に使用される .qsf 割り当ては次のとおりです。

set_instance_assignment -name IP_RECONFIG_GROUP_MASTER_CLOCK_CHANNEL -to <bb_instance_hpath> <clock-port-name>

次のクロックポート名を使用することができます。
  • 双方向および TX 単方向モードの場合: PLD_PCS_TX_CLK_OUT1_DCM
  • RX 単方向モードの場合: PLD_PCS_RX_CLK_OUT1_DCM