F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite Intel® FPGA IP ユーザーガイド

ID 711009
日付 9/30/2024
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ドキュメント目次

5.2. リセット

このセクションでは、F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite のリセットドメインについて説明します。
IP は、複数のリセットドメインを提供します。
  • リセットドメイン #1: ダイナミック・リコンフィグレーション・マルチプレクサー (DR Mux)、ダイナミック・リコンフィグレーション・コントロール・ステータス・レジスター (DR CSR)、 Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・アービター (AVMM アービター)、およびソフト CPU は同じリセットドメインに存在します。これにより、それぞれの DR ポートまたは EMIB チャネルが DR プロセスの一部としてリセットされる場合でも、IP は DR ポートと EMIB チャネルのマッピングなどのコンテキストをリセット時に保持することができます。

    電源投入後、このリセットドメインを一度アサートしてデアサートする必要があります。これが完了したら、このドメインを再度リセットしないでください。ダイナミック・リコンフィグレーションは、このリセットドメインが解放された後にのみ実行することができます。

    このドメインがリセットされている間、ダイナミック・リコンフィグレーション・グループ内のプロトコル IP のリセットドメインは、アサートされた状態で保つ必要があります。

  • ポートベースのリセットドメイン: 各 DR ポートには専用のリセットピンがあります。これらのピンは、対応するコントロール・ピンやデータピンと同様に多重化されます。
図 25.  F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite のリセット

F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite のリセットは、他のソフト IP よりも前に解除する必要があります。