AN 766: インテル® Stratix® 10デバイス 高速信号インターフェイス・レイアウトのデザイン・ガイドライン

ID 683132
日付 3/12/2019
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BGA直下にGNDカットアウトを備えたドッグボーンとビアインパッド・コンフィグレーションの比較

図 10. ビアインパッド・コンフィグレーションとドッグボーン・コンフィグレーションのFPGAパッドからのTDRの比較ピンク色の線はドッグボーン・コンフィグレーションを示し、緑色の線はビアインパッド・コンフィグレーションを示しています。

TDRに関しては、2つのコンフィグレーションのパフォーマンスは類似しています。

図 11. ドッグボーン・コンフィグレーションのフルチャネル散乱パラメーターのパフォーマンス (GND/VoidカットアウトがBGAコンフィグレーション (オプション2) の場合とビアインパッド・コンフィグレーション (オプション1) の場合)この図では、同一のチャネルを示していますが、FPGA領域ではビアインパッド・コンフィグレーションまたはドッグボーン・コンフィグレーションを使用しています。
注:
  • オプション1 (緑色) : ビアインパッド
  • オプション2 (ピンク色) : BGAパッド・コンフィグレーションでのBGAカットアウトを備えたドッグボーン

この例では、ビアインパッドのパフォーマンスがわずかに向上しています。ビアインパッドのもう1つの利点は、ファンアウト配線用のスペースが増えることです。

図 12. TDRパフォーマンスとTLインピーダンスの影響この例では、ドッグボーン・ファンアウト・コンフィグレーション、およびさまざまなTL配線インピーダンスによるBGAパッド直下の1レイヤーGNDカットアウトを使用しています。

この例で示しているように、TL配線インピーダンスをわずかに低くすると、BGAパッドからのスムーズな遷移が保証され、チャネルでの反射が少なくなります。インテルでは、高速シリアル・インターフェイス (HSSI) チャネルには、95 ΩTL配線インピーダンスをお勧めします。