AN 766: インテル® Stratix® 10デバイス 高速信号インターフェイス・レイアウトのデザイン・ガイドライン

ID 683132
日付 3/12/2019
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ドキュメント目次

コネクター信号とピン割り当て

インテルでは、25+ Interlakenインターフェイスに対しては、TE Connectivity® 3.9 mm STRADA Whisperコネクター (R/Aレセプタクル) 、またはIMPACTコネクターをお勧めします。このコネクターはケーブル接続に最適です。部品番号はTYCO 2187194-1です。このコネクターで処理できるのは、TX信号とRX信号の両方です。ケーブル・アセンブリーが信号を通過して、TXからRXおよびRXからTXへの接続が提供されます。1つのコネクターで最大24チャネル (24 TXおよび24 RX) をサポートします。このコネクターの利点は、ペアでスキューなしで最大57.8 Gbpsで動作できることです。

図 98. Interlakenシングルまたはデュアルコネクターのセットアップ

シングルコネクターにより、別のボードに対して最大22レーンの高速差動が接続できます。これによって相互運用が可能になります。現在、Interlaken Allianceによって規定されている相互運用性に必要なレーンは、20レーンのみです。

デュアルコネクターのセットアップにより、別のボードへの最大44レーンの高速差動接続が可能になります。この場合、Interlaken Allianceで現在必要であると指定しているのは、相互運用性のための40レーンのみです。コネクターおよびケーブル・アセンブリーの定格により、非ゼロ復帰 (NRZ) エンコーディングで最大28.9 Gbpsのデータレートをサポートします。

注: TX[20:21] およびRX[20:21] はスペアのレーンです。これは、追加のレーンが必要な場合に使用します。
図 99. コネクター信号ピンの割り当ておよび信号ピンの拡大図高速差動ペアのピン割り当てです。TXのラベルが付いた信号はボードからの出力です。一方、RX信号はボードへの入力です。

各PCBのオンボードコネクター (STRADA Whisperコネクター対R/Aレセプタクル) を接続するケーブル・アセンブリーでは、TXからRXへの交換を処理します。したがって、コネクターのピン配列は、どのインター・オペレーティング・ボードでも同じです。

注: TX_REFCK_P/N および RX_REFCK_PN は、高速の物理的相互運用性のためには提供されていません。

コネクターの挿入損失は1 dB未満で、最大20 GHzまでの線形です。85 Ωチャネルの場合、インテルでは、85 Ωバージョンのコネクターの使用をお勧めします。同様に、100 Ωチャネルの場合、 インテルでは、コネクターの100 Ωバージョンの使用をお勧めします。コネクター内の高速差動ペアのスキューはほとんどありません。