JESD204B Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683442
日付 8/18/2022
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ドキュメント目次

4.2.1.6. 初期レーン同期

Subclass 1およびSubclass 2モードのレシーバーは、データをメモリーバッファーに格納します (Subclass 0モードはデータをバッファーに格納せず、最新のレーンが到着するとすぐにフレーム境界でデータをリリースします)。RX IPコアは、レーンごとにユーザーデータのマルチフレームの開始を検出し、最新のレーンデータが到着するのを待ちます。最新のデータは、ステータスレジスターから読み出すことができるRBDカウント (csr_rbd_count) 値として報告されます。これは、デスキューFIFO (RBDオフセットという名称) からのデータの最も早いリリース機会です。

JESD204B RX IPコアでは、0オフセットでのRBDリリースをサポートし、RBDカウントによるプログラム可能なオフセットも提供します。デフォルトでは、RBDリリースは csr_rbd_offset を介してプログラムして、LMFC境界でリリースすることができます。初期リリースメカニズムを実装する場合は、csr_rbd_offset レジスターでプログラムします。csr_rbd_offset および csr_rbd_count は、リンククロック境界 (フレームクロック境界ではない) に基づくカウンターです。したがって、RBDリリースの機会は4オクテットごとです。

図 14. Subclass 1確定的レイテンシーとプログラム可能なリリース機会のサポート