Low Latency 100G Ethernet Intel® IPコア・ユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイス用

ID 683100
日付 5/21/2021
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ドキュメント目次

2.4. 生成ファイルの構造

インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアにより、次のIPコア出力ファイル構造が生成されます。

デザイン例のファイル構造の詳細については、Design Example User Guideを参照してください。

図 3.  Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコアにより生成されるファイル インテル® Stratix® 10デバイスの場合、デザイン例のディレクトリー名はalt_e100s10_0_example designです。
表 8.  IPコアにより生成されるファイル

ファイル名

説明

<your_ip>.ip

プラットフォーム・デザイナーシステムまたはトップレベルのIPバリエーション・ファイルです。<your_ip>は、お使いのIPバリエーションの名前です。

<your_ip>.cmp VHDL Component Declaration (.cmp) ファイルはテキストファイルです。含まれているローカル・ジェネリックおよびポート定義は、VHDLデザインファイルで使用できます。

このIPコアはVHDLをサポートしていません。ただし、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアによりこのファイルが生成されます。

<your_ip> .html

接続情報、接続先の各マスターに対する各スレーブのアドレスを示すメモリーマップ、およびパラメーター・アサインメントを含むレポートです。

<your_ip>_generation.rpt IPまたはプラットフォーム・デザイナー生成のログファイルです。IP生成時のメッセージがまとめられています。
<your_ip>.qgsimc インクリメンタル再生成をサポートするシミュレーション・パラメーターを一覧表示します。
<your_ip>.qgsynthc インクリメンタル再生成をサポートする合成パラメーターを一覧表示します。
<your_ip>.qip

IPコンポーネントを インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで統合およびコンパイルするために必要なIPコンポーネントに関する全ての情報を含みます。

<your_ip>.sopcinfo

プラットフォーム・デザイナーシステムでの接続およびIPコンポーネントのパラメーター化について記述します。IPコンポーネント用ソフトウェア・ドライバーの開発時に、この内容を解析して要件を取得します。

Nios® IIツールチェーンなどのダウンストリーム・ツールでこのファイルを使用します。.sopcinfo ファイルおよび system.h ファイルは、 Nios® IIツールチェーン用に生成され、各スレーブにアクセスする各マスターに対するアドレスマップ情報が含まれます。異なるマスターには、特定のスレーブ・コンポーネントにアクセスするために異なるアドレスマップがある場合があります。

<your_ip>.csv IPコンポーネントのアップグレード・ステータスに関する情報を含みます。

<your_ip>.bsf

IPバリエーションのBlock Symbol File (.bsf) 表記です。Quartus Prime Block Diagram Files (.bdf) で使用します。

<your_ip>.spd

ip-make-simscript によって、サポートされるシミュレーション用にシミュレーション・スクリプトを生成するために必要な入力ファイルです。.spdファイルには、シミュレーション用に生成されたファイルのリスト、およびユーザーが初期化できるメモリーの情報が含まれます。

<your_ip>.ppf Pin Planner File (.ppf) には、IPコンポーネントのポートとノードのアサインメントが格納されています。これをPin Plannerで使用します。
<your_ip>_bb.v Verilogブラックボックス (_bb.v) ファイルは、空のモジュール宣言として使用し、ブラックボックスとして使用できます。
<your_ip>_inst.v または _inst.vhd HDLのインスタンス化テンプレート例です。このファイルの内容をHDLファイルにコピーして貼り付けて、IPバリエーションをインスタンス化します。

このIPコアはVHDLをサポートしていません。ただし、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアにより _inst.vhd ファイルが生成されます。

<your_ip>.regmap IPにレジスター情報が含まれている場合、.regmapファイルが生成されます。.regmapファイルでは、マスターおよびスレーブ・インターフェイスのレジスターマップ情報を記述しています。このファイルでは、.sopcinfoファイルを補完するために、システムに関するより詳細なレジスター情報を提供します。これにより、System Consoleでのレジスター・ディスプレイ表示およびユーザーによるカスタマイズ可能な統計情報が可能になります。
<your_ip>.svd

ハード・プロセッサー・システム (HPS) System Debugツールによって、プラットフォーム・デザイナーシステム内でHPSに接続しているペリフェラルのレジスターマップが表示できるようにします。

合成中、System Consoleマスターに表示されるスレーブ・インターフェイスのsvdファイルは、デバッグセクションの.sofファイルに格納されます。System Consoleでは、このセクションを読み出し、プラットフォーム・デザイナーでは、そのセクションのクエリーをレジスターマップ情報に対して実行します。システムスレーブの場合は、プラットフォーム・デザイナーによるレジスターへのアクセスは名前で行われます。

<your_ip>.v HDLファイルです。各サブモジュールまたは子IPコアのインスタンス化を合成またはシミュレーション用に行います。
mentor/

ModelSimスクリプトである msim_setup.tcl が含まれています。これによりシミュレーションを設定、実行します。

aldec/

Riviera-PROスクリプトである rivierapro_setup.tcl が含まれています。これによりシミュレーションを設定、実行します。

synopsys/vcs/

synopsys/vcsmx/

シェルスクリプトである vcs_setup.sh が含まれています。これによりVCS®シミュレーションを設定、実行します。

シェルスクリプトである vcsmx_setup.sh および synopsys_sim.setup ファイルが含まれています。VCS MX®シミュレーションを設定、実行します。

cadence/

シェルスクリプトである ncsim_setup.sh およびその他の設定ファイルが含まれています。NCSIMシミュレーションを設定、実行します。

submodules/ IPコア・サブモジュールのHDLファイルが含まれています。
<child IP cores>/ 生成されたそれぞれの子IPコア・ディレクトリーに対して、プラットフォーム・デザイナーによって synth/ および sim/ サブディレクトリーが生成されます。