Low Latency 100G Ethernet Intel® IPコア・ユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイス用

ID 683100
日付 5/21/2021
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ドキュメント目次

4.3.5. Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコアの不正形式パケット処理

不正な形式のパケット処理機能により、クライアントではRXクライアント・インターフェイスで予想されたSOP-EOPシーケンスを確実に受信します。イーサネット・リンクから着信パケットを受信している間、Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコアでは、パケットの最後で終端文字を検出することを想定しています。予想された終端文字を検出すると、IPコアではクライアント・インターフェイスでEOPが生成されます。ただし、IPコアが終端文字を予想しているときに、予期しない制御文字を検出する場合があります。Low Latency 100G Ethernet Intel FPGA IPコアでは、次の形式の不正形式パケットが検出および処理されます。

  • IPコアがError文字を検出した場合、EOPが生成され、不正な形式のパケットエラーがアサートされます (l8_rx_error[0])。その後、IPコアが終端文字を検出しても、IPコアによる別のEOP表示は生成されません。
  • IPコアがEOP表示 (終端文字) を待機している際に、他の制御文字 (IDLEやStart文字など) を検出した場合、IPコアによりEOP表示が生成され、不正な形式のパケットエラー (l8_rx_error[0]) がアサートされ、CRCエラー (l8_rx_error[1]) がアサートされます。その後、IPコアが終端文字を検出しても、IPコアによる別のEOP表示は生成されません。

Low Latency 100G Ethernet Intel FPGAのTXエラー挿入機能を使用して、IPコアが、イーサネット・リンクに意図的に導入されたエラーを含むパケットを受信すると、IPコアはそれを不正な形式のパケットとして識別します。