JESD204B Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683442
日付 8/18/2022
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ドキュメント目次

2.6. チャネル・ボンディング

JESD204B IPはチャネル・ボンディング、つまりボンディング・モード (インテルAgilex、インテルStratix 10、インテルArria 10、およびインテルCyclone 10 GXのPMAボンディング) およびノンボンディング・モードをサポートします。

選択したチャネル・ボンディング・モードは、トランスミッターのチャネル間スキューに影響する場合があります。ボンディングされたトランスミッターのデータパス・クロッキングは、ボンディングされていないチャネル・コンフィグレーションと比較して、チャネル間のスキューが低くなります。

インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル、インテルArria 10、およびインテルCyclone 10 GXデバイスの場合、ATX PLLおよびfPLLをボンディング・コンフィグレーションとノンボンディング・コンフィグレーションで接続する方法については、各トランシーバーPHYユーザーガイドのPMAボンディングの章を参照してください。ノンボンディング・コンフィグレーションの場合、Implementing Multi-Channel xN Non-Bonded Configurationを参照してください。ボンディング・コンフィグレーションの場合、Implementing x6/xN Bonding Modeを参照してください。

  • PHY-onlyのモードでは、チャネルが同じ側面にある場合、最大32のチャネルを生成できます。MACおよびPHY統合モードでは、最大8チャネルを生成できます。
    注: 32の最大チャネルは、コンフィグレーションを簡単にするためのものです。サポートされている実際のチャネル数については、 インテル® FPGAトランシーバーPHYユーザーガイドを参照してください。
  • ボンディング・チャネル・コンフィグレーションでは、すべてのチャネルのトランシーバー・クロック・スキューが低いほど、チャネル間のスキューが低くなります。
    • Stratix V、Arria V、およびCyclone Vデバイスの場合、ボンティング・モードを選択するときは連続チャネルを使用する必要があります。JESD204B IPは、設定したトランシーバー・チャネルの数に応じて、×6、×N、またはフィードバック補償 (fb_compensation) ボンディングを自動的に選択します。
    • インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GX インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイルデバイスの場合、チャネルをボンティング・グループに連続して配置する必要はありません。クロック・ネットワークの選択については、表 7 を参照してください。PMA Bondingの詳細については、各トランシーバーPHYユーザーガイドチャネル・ボンディングの項を参照してください。
    • インテル® Agilex™ および インテル® Stratix® 10 Eタイルデバイスの場合、連続チャネルを使用して、NRZ PMAトランシーバー・チャネルとのチャネル・ボンディングをイネーブルする必要があります。
  • ノンボンディング・チャネル・コンフィグレーションでは、トランシーバー・クロック・スキューが大きくなり、各チャネルのトランスミッター位相補償FIFOでのレイテンシーが等しくありません。これにより、チャネル間スキューが大きくなる可能性があります。
表 6.  ボンディングおよびノンボンディング・モードでサポートされている最大レーン数 (L)
デバイスファミリー コア・バリエーション ボンディング・モードのコンフィグレーション 最大レーン数 (L)

インテル® Agilex™

インテル® Stratix® 10

インテル® Arria® 10

インテル® Cyclone® 10 GX

Stratix V

Arria V GZ

Cyclone V

PHYのみ ボンディング 32 2
ノンボンディング 32 2
MACおよびPHY ボンディング 8
ノンボンディング 8
Arria V PHYのみ ボンディング 32 2
ノンボンディング 32 2
MACおよびPHY ボンディング 6
ノンボンディング 8
表 7.  ボンディング・モードのクロック・ネットワークの選択
注: クロック・ネットワークの選択は、 インテル® Stratix® 10 Eタイルデバイスには適用されません。
デバイスファミリー L ≤ 6 L > 6

インテル® Stratix® 10 LタイルとHタイル

インテル® Arria® 10

インテル® Cyclone® 10 GX

×6 ×N 3
Stratix V ×6 フィードバック補償
Arria V ×N ×N
Arria V GZ ×6 フィードバック補償
Cyclone V ×N ×N
2 ここに一覧表示されている最大レーン数は、コンフィグレーションを簡単にするためのものです。サポートされている実際のチャネル数については、 インテル® FPGAトランシーバーPHYユーザーガイドを参照してください。
3 ボンディング・モードは、15 Gbpsを超えるデータレートではサポートされていません。×Nクロック・ネットワークでサポートされている最大データレートとチャネルスパン、およびデバイスのトランシーバー電源動作条件については、それぞれのデータシートを参照してください。