インテルのみ表示可能 — GUID: bhc1411116884739
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4.1.1.2. TX ILAS
csr_lane_sync_en レジスターでレーン・アライメント・シーケンスをイネーブルすると、CGSフェーズの後にILASシーケンスが送信されます。ILASフェーズでは、4つのマルチフレームを使用します。Subclass 0モードの場合、CSR (csr_ilas_multiframe) をプログラムして、ILASフェーズを最大256マルチフレームに拡張した後に、エンコードされたユーザー・データ・フェーズに移行できます。スクランブリングがイネーブルかディスエーブルかに関係なく、ILASデータはスクランブルされません。
マルチフレームの構造は、次のとおりです。
- 各マルチフレームは/R/文字 (K28.0) で始まり、/A/文字 (K28.3) で終わります。
- 2番目のマルチフレームは、ILASコンフィグレーション・データを送信します。マルチフレームは/R/文字 (K28.0) で始まり、/Q/文字 (K28.4) が続き、リンク・コンフィグレーション・データが続きます。これは、次の表に示すとおり、14オクテットで構成されます。次に、ダミーデータでパディングされ、/A/文字 (K28.3) で終わり、マルチフレームの終了を示します。
- ダミーオクテットは8ビットカウンターであり、ILASフェーズにない場合は常にリセットされます。
- 4つを超えるマルチフレームのコンフィグレーションの場合、マルチフレームは上記と同じルールに従い、/R/文字と/A/文字の間にダミーデータがパディングされます。
コンフィグレーション・オクテット | ビット | 説明 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MSB | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | LSB | ||
0 | DID[7:0] | DID = Device ID | |||||||
1 | ADJCNT[3:0] | BID[3:0] | ADJCNT = 調整分解能ステップ数 21 BID = Bank ID |
||||||
2 | 0 | ADJDIR | PHADJ | LID[4:0] | ADJDIR = DAC LMFCを調整する方向 21 PHADJ = 位相調整要求 21 LID = Lane ID |
||||
3 | SCR | 0 | 0 | L[4:0] | SCR = スクランブリングのイネーブル化/ディスエーブル化 L = デバイスごとのレーン数 (リンク) |
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4 | F[7:0] | F = レーンごとのフレームあたりのオクテット数 | |||||||
5 | 0 | 0 | 0 | K[4:0] | K = マルチフレームあたりのフレーム数 | ||||
6 | M[7:0] | M = デバイスあたりのコンバーター数 | |||||||
7 | CS[1:0] | 0 | N[4:0] | CS = サンプルあたりの制御ビット数 N = コンバーターの分解能 |
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8 | SUBCLASSV[2:0] | N_PRIME[4:0] | SUBCLASSV = サブクラス・バージョン N_PRIME = サンプルあたりの総ビット数 |
||||||
9 | JESDV[2:0] | S[4:0] | JESDV = JESD204バージョン S = フレームごとのコンバーターあたりのサンプル数 |
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10 | HD | 0 | 0 | CF[4:0] | HD = High Densityデータ形式 CF = リンクごとのフレームクロックあたりのコントロール・ワード数 |
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11 | RES1[7:0] | RES1 = 予約済み。8'h00に設定します。 | |||||||
12 | RES2[7:0] | RES2 = 予約済み。8'h00に設定します。 | |||||||
13 | FCHK[7:0] | FCHKは、上記13のコンフィグレーション・オクテットの合計のモジュラス256です。 インテル® Arria® 10、インテルCycone 10 GX、Arria V、Cyclone V、およびStratix Vデバイスにおいて、ランタイム時にオクテットを変更した場合は、レジスターの新しいFCHK値を更新してください。 |
JESD204B TX IPコアは、ILASフェーズを終了せずに継続的にとどまるためのデバッグ機能もサポートしています。この機能をイネーブルするには、csr_ilas_loop レジスターのビットを設定します。エントリーには、次の2つのモードがあります。
- RXが SYNC_N をアサートし、CGSフェーズ後にデアサートします。このアクティビティーはILASフェーズをトリガーし、CSRはこの設定が変更されるまで無期限にILASフェーズにとどまります。
- CSRによるリンクの再初期化が開始されます。JESD204B IPコアは/K/文字を送信し、RXコンバーターをCGSフェーズに移行させます。RXが SYNC_N をデアサートした後、CSRはILASフェーズに入り、この設定が変更されるまで無期限にそのフェーズにとどまります。
ILASループでは、/R/文字 (K28.0) がマルチフレームの開始をマークし、/A/文字 (K28.3) がマルチフレームの終了をマークし、その間にダミーデータがあるマルチフレーム送信は同じです。ダミーデータは、Dx.yのインクリメントです。