V シリーズFPGA デバイスにおけるCvP (プロトコル経由コンフィグレーション) 実装ユーザーガイド

ID 683889
日付 10/31/2016
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ドキュメント目次

5. CvP デザイン例

この章のデザイン例では、CvP 初期化モード、CvP 初期化とそれに続くコアロジックの変更、およびCvP 更新モードに必要な手順を示しています。これらはすべて、アルテラのWebサイトからダウンロードできるPCI Express High Performance Reference Design から始まります。また、デザイン例はCvP リビジョンのデザインフローを使用してリコンフィグレーション可能コアロジックのデザインを準備する方法も示しています。

CvP プロセスには、次の図に示すように、PCI Express ホスト、FPGA 制御ブロック、PCI Express IP コアのStratix V ハードIP、およびFPGA のCRAM 間の相互作用が含まれます。制御ブロックとFPGA CRAM は隠されており、それらにアクセスすることはできません。したがって、CvP の機能をシミュレートすることはできません。

図 11. CvP デザインの主要コンポーネント
表 7.   CvP Qsys のデザイン例のキーファイル
ファイル名 説明

altpcied_sv.sdc

PCI Express IP コア用ハードIP の.sdc (Synopsys Design Constraints) です。

top_hw.sdc

完全なデザインのためのトップレベル・タイミング制約ファイル.sdc です。

top_hw.v

PCI Express High Performance Reference Design のトップレベル・ラッパーです。

top.cof

CvP 初期化モード用のCvP 変換ファイルです。このファイルは、Quartus Prime ソフトウェアが元の.sof ファイルまたは.pof ファイルをペリフェラルおよびコアイメージに分割するために必要な入出力ファイルを指定します。

pcie_lib

合成ツールで使用されるデザインファイルです。