V シリーズFPGA デバイスにおけるCvP (プロトコル経由コンフィグレーション) 実装ユーザーガイド

ID 683889
日付 10/31/2016
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ドキュメント目次

2.2.1. CvP 初期化モード

このモードでは、ペリフェラル・イメージは外部コンフィグレーション・デバイスに保存され、従来のコンフィグレーション手法によってFPGA にロードされます。コアイメージはホストメモリーに保存され、PCIe リンクを介してFPGA にロードされます。

ペリフェラル・イメージのコンフィグレーションが完了すると、CONF_DONE 信号がHigh になり、FPGA はPCIe リンク・トレーニングを開始します。PCIe リンク・トレーニングが完了すると、PCIe リンクはL0 状態に移行し、次にPCIe 列挙に移行します。続いてPCIe ホストは、PCIe リンクを介してコアイメージ・コンフィグレーションを開始します。

コアイメージ・コンフィグレーションが完了すると、CvP_CONFDONE ピンがHigh になり、FPGA が完全にコンフィグレーションされていることを示します。

FPGA が完全にコンフィグレーションされると、FPGA はユーザーモードに入ります。INIT_DONE 信号がイネーブルされている場合、初期化が完了しFPGA がユーザーモードに入った後にINIT_DONE 信号がHigh になります。

ユーザーモードでは、PCIe リンクは通常のPCIe アプリケーションで使用できます。また、PCIe リンクを使用してコアイメージを変更することもできます。コアイメージを変更するには、ペリフェラル・イメージと同じ接続を持つ1 つ以上のFPGA コアイメージをQuartus Prime ソフトウェアで作成します。