使い始めユーザーガイド: インテル® Quartus® Prime プロ・エディション

ID 683463
日付 5/07/2018
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ドキュメント目次

2.7.1.2. IPカタログへのIPコアの追加

TIPカタログには、プロジェクト・ディレクトリー、デフォルトの インテル® Quartus® Primeインストール・ディレクトリー、およびIP検索パスにあるIPコアが自動的に表示されます。
図 15. IP検索の位置の指定


IPカタログには、 インテル® Quartus® Prime IPコンポーネントとPlatform Designerシステム、サードパーティーのIPコンポーネント、およびパスに含めるカスタムIPコンポーネントが表示されます。 IP Search Pathオプション(Tools > Options)を使用して、カスタムおよびサードパーティIPコンポーネントをIPカタログに含めることができます。

インテル® Quartus® Primeソフトウェアは、IP検索パスに記載されているディレクトリーを検索して、次のIPコアファイルを検索します。

  • Component Description File (_hw.tcl)—単一のIPコアを定義します。
  • IP Index File (.ipx)—各.ipxファイルは、使用可能なIPコアのコレクションのインデックスを作成します。 このファイルは、IPコアを検索するディレクトリーの相対パスを指定します。 一般に、.ipxファイルは高速検索を容易にします。

インテル® Quartus® Primeソフトウェアは、いくつかのディレクトリーを再帰的に検索し、他のディレクトリーは特定の深さまでしか検索しません。 検索が再帰的である場合、検索は__hw.tclまたは.ipxファイルを含む任意のディレクトリーで停止します。次の検索場所のリストでは、**は再帰的な降下を示します。

表 4.  IP検索位置
位置 変更内容
<project_dir>

インテル® Quartus® Primeのプロジェクト・ディレクトリー内のIPコンポーネントとインデックス・ファイルを検索します。

PROJECT_DIR/ip/**/*

インテル® Quartus® Primeのプロジェクト・ディレクトリーの/ipサブディレクトリーの任意のサブディレクトリーにあるIPコンポーネントとインデックス・ファイルを検索します。

インテル® Quartus® Primeソフトウェアが同じ名前の2つのIPコアを認識する場合、次の検索パス優先ルールによってファイルの解像度が決まります。

  1. プロジェクト・ディレクトリー
  2. プロジェクト・データベース・ディレクトリー
  3. IP Search Locationsで指定されたプロジェクトIP検索パス、または現在のプロジェクト・リビジョンのSEARCH_PATH割り当てで指定します。
  4. IP Search Locationsで指定されたグローバルIP検索パス、またはquartus2.iniファイル内のSEARCH_PATH割り当てで指定します。
  5. <Quartus Installation>\librariesなどのQuartusソフトウェアのライブラリー・ディレクトリー。
注: 検索パスにIPコンポーネントを追加する場合、ドロップ・ダウン・リストでRefresh IP CatalogをクリックしてIPカタログを更新します。 Platform DesignerPlatform Designerで、File > Refresh SystemをクリックしてIPカタログを更新します。