使い始めユーザーガイド: インテル® Quartus® Prime プロ・エディション

ID 683463
日付 5/07/2018
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ドキュメント目次

4.4.3. 各ライブラリーへ個別に異なるVHDL Namespaceの作成

インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのシンセシスでは、各ライブラリーごとに個別に異なるVHDL namespaceが必要です。より厳しいライブラリー・バインディングの要件はVHDL言語の仕様に準拠しており、確定的な挙動をもたらします。このことは、名前の意図しない重複が避けられるため、チームで作業を行うプロジェクトに役立ちます。RTLでこの変更点が尊重されていることを確認してください。
表 20.  VHDL Namespaceの相違点
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Example RTLの場合、アナライザーはパッケージutilities_packを検索するまで不特定の順に全てのライブラリーを検索し、そのパッケージからのアイテムを使用します。が、他のライブラリー(たとえば、projectLibにはutilities_packも含まれます)であれば、アナライザーはmyLibを検索する前にmyLib.utilites_packが検索されると、これを代わりに使用することがあります。 Example RTLの場合、アナライザーはmyLib内の特定のutilities_packを使用します。ライブラリーのmyLibutilities_packが存在しない場合、アナライザーはエラーを生成します。

Example RTL:

library myLib; use
myLib.utilities_pack.all;