Eタイル ハードIPユーザーガイド: イーサネット インテルFPGA IP向けEタイル ハードIPおよび EタイルCPRI PHYインテルFPGA IP

ID 683468
日付 5/17/2019
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ドキュメント目次

2.11.11. Deterministic Latency Interface

イーサネット インテルFPGA IP向けEタイル ハードIP Deterministic Latency Interfaceが使用可能なのは、 100GE or 1 to 4 10GE/25GE with optional RS-FEC and 1588 PTPバリエーションの10G/25Gチャネルに対してInclude deterministic latency measurement interfaceをオンにしたときです。

これらの信号が使用可能なのは、MAC以外のスタックの実行時にデータパスのレイテンシーを測定する場合です。
表 38.  Deterministic Latency Interfaceの信号すべてのDeterministic Latency Interface信号は非同期です。

信号名

説明

o_tx_dl_async_pulse[ch-1:0] 1

確定的レイテンシーおよびPTPのTXパルス。

選択したチャネルでPTPを実行している場合、この信号のパルスは、PTPリファレンス・ブロックがTX側のトランシーバーで検出されたときに起こります。PTPモードではこの信号を無視できます。これは、PTPロジックはリファレンス・ブロックのタイミングを管理するからです。

選択したチャネルでPTPを実行していない場合、この信号のパルスは、 i_sl_tx_dl_measure_sel[ch-1:0] 信号によります。

  • i_sl_tx_dl_measure_sel[ch-1:0] = 1の場合、この信号は i_sl_latency_sclk[ch-1:0] で、TX測定ループの合計伝播遅延分だけ遅れています。
  • i_sl_tx_dl_measure_sel[ch-1:0] = 0の場合、この信号がアサートされるのは、PCSインターフェイスまたはPCS66インターフェイスのam信号を使用してアラインメント・マーカーとしてマークされたブロックが、TXトランシーバーに到達したときです。
o_sl_rx_dl_async_pulse[ch-1:0] 1

確定的レイテンシーおよびPTP用のRXパルス。

選択したチャネルでPTPを実行している場合、この信号のパルスは、RX側のトランシーバーでPTPリファレンス・ブロックが検出されたときに起こります。PTPモードではこの信号を無視できます。これは、PTPロジックはリファレンス・ブロックのタイミングを管理するからです。

選択したチャネルでPTPを実行していない場合、この信号は i_sl_tx_dl_measure_sel[ch-1:0] 信号の設定によります。

  • i_sl_rx_dl_measure_sel[ch-1:0] = 1の場合、 o_tx_dl_async_pulse[ch-1:0]i_sl_latency_sclk[ch-1:0] で、RX測定ループの合計伝播遅延分だけ遅れています。
  • i_sl_rx_dl_measure_sel[ch-1:0] = 0の場合、この信号がアサートされるのは、アラインメント・マーカーとしてマークされたブロックがRXトランシーバーに到達したときです。この信号をトリガーするブロックが、PCSまたはPCS66インターフェイスからのam信号でマークされるのは、信号がファブリックに到着したときです。
i_sl_latency_sclk[ch-1:0] 1

測定ループ校正クロック。

アサートされると、この信号では遷移信号を駆動します。それには特定チャネル内の確定的レイテンシー回路のTXおよびRX測定ループを介します。 この信号を使用するのは、 i_sl_tx_dl_measure_sel[n] または i_sl_rx_dl_measure_sel[n] がLowの場合のみです。

i_sl_tx_dl_measure_sel[ch-1:0] 1

TX確定的レイテンシー回線伝搬を測定します。

この信号は、PTPを使用するチャネルには影響しません。これは、この機能はPTPモジュールによって内部制御する必要があるためです。

チャネルの設定をPTPを含まないスタックにすると、この信号を使用して、TX確定的レイテンシー回路を測定モードにすることができます。 測定モードでは、回路によって i_sl_latency_sclk[ch-1:0] からの入力が返されます。リファレンス・ブロックの到着時間はレポートしません。

i_sl_rx_dl_measure_sel[ch-1:0] 1

RX確定的レイテンシー回線伝搬を測定します。

この信号は、PTPを使用するチャネルには影響しません。これは、この機能はPTPモジュールによって内部制御する必要があるためです。

チャネルの設定をPTPを含まないスタックにすると、この信号を使用して、RX確定的レイテンシー回路を測定モードにすることができます。 測定モードでは、回路によって i_sl_latency_sclk[ch-1:0] からの入力が返されます。リファレンス・ブロックの到着時間はレポートしません。