Eタイル ハードIPユーザーガイド: イーサネット インテルFPGA IP向けEタイル ハードIPおよび EタイルCPRI PHYインテルFPGA IP

ID 683468
日付 5/17/2019
Public
ドキュメント目次

2.11.15. その他のステータスとデバッグ信号

イーサネット インテルFPGA IP向けEタイル ハードIP でいくつか提供しているステータスおよびデバッグ信号では、IPコアの動作およびIPコア出力クロックの安定性に対する可視性をサポートしています。
表 49.  その他のステータスとデバッグ信号その他のステータスとデバッグ信号はすべて、 i_stats_snapshot を除いて非同期です。信号名は標準で、わずかな違いによってバリエーションを示します。例 :
  • シングル10GE/25GEチャネルを持つバリアントの場合 : o_sl_tx_pcs66_d
  • 1つ以上のチャネルを持つバリアントの場合 : o_sl_tx_pcs66_d[ch-1:0]
  • シングル100GEチャネルを持つバリアントの場合 : o_tx_pcs66_d

信号

説明

o_cdr_lock[n-1:0]

(n はトランシーバーの数です)

[n-1:0] リカバリークロックがデータにロックされていることを示します。

o_clk_rec_div64[n] および o_clk_rec_div66[n] クロックが信頼できるのは、 o_cdr_lock[n] がアサートされた後でのみです。

o_sl_tx_lanes_stable

o_sl_tx_lanes_stable[n-1:0]

o_tx_lanes_stable

1 アサートされるのは、すべての物理TXレーンが安定しており、対応するイーサネット・チャネルのデータの送信準備ができているときです。各チャネルには独自の o_tx_lanes_stable があります。

o_sl_rx_block_lock

o_sl_rx_block_lock[n-1:0]

o_rx_block_lock

1 アサートされるのは、対応するイーサネット・チャネルですべてのPCSレーンの66ビットブロック境界のアラインメントが完了したときです。各チャネルには独自のブロックロック信号があります。

o_sl_rx_am_lock

o_sl_rx_am_lock[n-1:0]

o_rx_am_lock

1 アサートされるのは、RX PCSでアラインメント・マーカーの検出と、対応するイーサネット100Gチャネルの仮想PCSレーンのスキュー調整が完了したときです。

o_sl_rx_pcs_ready

o_sl_rx_pcs_ready[n-1:0]

o_rx_pcs_ready

1 アサートされるのは、対応するイーサネット・チャネルのRXレーンが完全に整列し、データの受信準備ができたときです。

o_sl_local_fault_status

o_sl_local_fault_status[n-1:0]

o_local_fault_status

1 アサートされるのは、対応するイーサネット・チャネルのRX MACでローカル障害が検出されたときです。例えば、RX PCSでデータの受信を妨げる問題が検出されたときです。この信号が機能するのは、 Choose Link Fault generation option パラメーターの設定をパラメーター・エディターでBidirectionalまたはUnidirectionalの値にするか、パラメーター・エディターのパラメーターを上書きするために link_fault_mode RTLパラメーターを lf_bidir または lf_unidir の値に設定した場合です。

o_sl_remote_fault_status

o_sl_remote_fault_status[n-1:0]

o_remote_fault_status

1 アサートされるのは、対応するイーサネット・チャネルのRX MACでリモート障害が検出されたときです。例えば、リモート・リンク・パートナーからリモート障害順序付きセットを送信して、データ受信ができないことを示します。この信号が機能するのは、 Choose Link Fault generation option パラメーターの設定をパラメーター・エディターでBidirectionalの値にするか、パラメーター・エディターのパラメーターを上書きするために link_fault_mode RTLパラメーターを lf_bidir の値にした場合です。

i_sl_stats_snapshot

i_sl_stats_snapshot[n-1:0]

i_stats_snapshot

1 IPコアに指示して、統計レジスターの現在の状態のスナップショットを記録します。この信号をアサートして、TXとRXの両方の統計レジスター・シャドウ要求フィールドの機能を同時に実行するか、またはその機能をIPコアの複数のインスタンスに対して同時に実行します。TX Statistics CountersおよびRX Statistics Countersを参照してください。

信号のアサートは、統計値カウンターの読み出し値をフリーズしたい期間だけ行います。立ち上がりエッジによる設定は、 CNTR_TX_STATUS レジスターの tx_shadow_on をオフセット0x846で、CNTR_RX_STATUSレジスターの rx_shadow_onフィールド (ビット [1]) をオフセット0x946で行います。1の値に立ち下がりエッジでもこのビットがリセットされます。

この信号は i_clk_tx クロックと同期しています。

o_sl_rx_hi_ber

o_sl_rx_hi_ber[n-1:0]

o_rx_hi_ber

1 アサートされると、対応するイーサネット・チャネルのRX PCSがIEEE 802.3-2015 Standardの図82-15に従ってHI BER状態にあることを示します。IPコアでは、この信号をオートネゴシエーションとリンク・トレーニングに使用します。

o_sl_ehip_ready

o_sl_ehip_ready[n-1:0]

o_ehip_ready

1 イーサネット・チャネルによるこの信号のディアサートは、 i_csr_rst_n または i_tx_rst_n リセット、あるいは、対応するソフトリセットのいずれかに応答して行われます。リセットプロセスの完了後、チャネルでは、この信号を再アサートして、イーサネット・ブロック用Hard IPで初期化が完了し、メインの インテル® Stratix® 10ダイと相互操作できる状態にあることを示します。 o_ehip_ready 信号がLowの間は、チャネルのデータパスではクライアント・インターフェイス上のデータの準備も、イーサネット・リコンフィグレーション・インターフェイス上のレジスター・アクセスの準備もできていません。