Eタイル ハードIPユーザーガイド: イーサネット インテルFPGA IP向けEタイル ハードIPおよび EタイルCPRI PHYインテルFPGA IP

ID 683468
日付 5/17/2019
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ドキュメント目次

2.9.1.1.6. パケット間ギャップの生成と挿入

イーサネット インテルFPGA IP向けEタイル ハードIPパラメーター・エディターで Average Inter-packet Gap 12に設定すると、TX MACでは、最小パケット間ギャップ (IPG) を送信フレーム間で維持します。これはIEEE 802.3 Ethernet Standardで要求されているものです。このスタンダードでは、96ビット時間 (または12バイト時間) の最小平均IPGが必要とされています。MACでは、不足アイドルカウンターを使用し、フレーム間の実際のギャップを必要に応じて変えて、リンクの最大スループット要件を満たすようにします。

Average Inter-packet Gap 10または8に設定すると、それに応じてTX MACでは、10または8バイトの最小平均IPGを維持します。このオプションは、中間オプションとして提供され、IPGがイーサネット規格に準拠していないがIPコアのスループットを向上させる場合に適用することができます。

Average Inter-packet Gap 1に設定すると、IPコアによるイーサネット・パケットの送信が、データが使用可能になるとすぐに行わわれます。このとき、余分なアイドルControlワードを挿入して、IPGを指定平均値に維持する必要はありまさせん。この場合、IPGは、コアへの書き込み時にフレームデータ間に残すスペースによって異なります。このパラメーター値を選択すると、コアはイーサネット規格に準拠しなくなりますが、アプリケーションでは平均ギャップを制御し、スループットを最大化することができます。

注: Average Inter-packet Gapを1に設定した場合でも、10G/25Gチャネルでは5の実効IPGが適用されます。これは、プロトコルでは、10G/25Gリンクに対して5未満のIPGを禁止し、MACによって64B/66Bエンコーダーを使用したエンコードができないパケットが生成されないようにするからです。