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2.3.12. クロック・スイッチオーバー
クロック・スイッチオーバー機能により、PLLは2つの基準入力クロックを切り換えることができます。この機能はクロックの冗長に、あるいはデュアル・クロック・ドメイン・アプリケーション(前のクロックが動作を停止した場合に、冗長クロックをオンにするシステム)に使用します。デザインは、クロックがそれ以上トグルしないとき、またはユーザー・コントロール信号clkswitchに基づいて自動的にクロック・スイッチオーバーを実行することができます。
MAX® 10 PLLでは、以下のクロック・スイッチオーバー・モードがサポートされます。
- 自動スイッチオーバー—クロック・センス回路が現在のリファレンス・クロックをモニタします。現在のリファレンス・クロックがトグルを停止した場合、リファレンス・クロックは自動的にinclk0クロックまたはinclk1クロックに切り替わります。
- マニュアル・クロック・スイッチオーバー—clkswitch信号によってクロック・スイッチオーバーを制御します。clkswitch信号がロジックLowからロジックHighになり、3クロック・サイクル以上Highの状態が続く場合、PLLへのリファレンス・クロックはinclk0からinclk1に、またはその逆に切り替わります。
- マニュアル・オーバライドの自動スイッチオーバー—このモードは自動スイッチオーバーとマニュアル・クロック・スイッチオーバーを組み合わせたものです。clkswitch信号がHighになると、自動クロック・スイッチオーバー機能をオーバーライドします。clkswitch信号がHighである限り、それ以上のスイッチオーバー動作はブロックされます。