MAX 10のクロッキングおよびPLLユーザーガイド

ID 683047
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

2.3.8. PLLの外部クロック出力

MAX® 10デバイスの各PLLは、1つのシングル・エンド・クロック出力または1つの差動クロック出力をサポートします。C0出力カウンタのみがGCLKを介さずに専用外部クロック出力を供給することができます。その他の出力カウンタはGCLKを介して他のI/Oピンを供給することができます。

図 16. PLLの外部クロック出力

差動出力ペアの各ピンの位相差は180°です。180°の位相差をピンのペアに実装するにあたって、 Quartus® PrimeソフトウェアはデザインのNOTゲートをI/Oエレメントに配置します。

クロック出力ピンのペアは、次のI/O規格をサポートします。

  • 標準出力ピン(トップおよびボトム・バンク内)と同じI/O規格
  • LVDS
  • LVPECL
  • 差動高速トランシーバ・ロジック(HSTL)
  • 差動SSTL

MAX® 10 PLLは、GCLKを介して通常のI/Oピンにドライブ・アウトすることができます。また、外部PLLクロック機能が必要ない場合は、外部クロック出力ピンを汎用I/Oピンとして使用することもできます。