MAX 10のクロッキングおよびPLLユーザーガイド

ID 683047
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

4.3. ALTPLL_RECONFIG IPコア

ALTPLL_RECONFIGIPコアは、PLLのダイナミック・リアルタイム・リコンフィギュレーションを容易にするためにリコンフィギュレーション・ロジックを実装しています。このIPコアを使用して、FPGA全体をリコンフィギュレーションすることなく、出力クロック周波数、PLL帯域幅、および位相シフトをリアルタイムで更新することができます。

ALTPLL_RECONFIG IPコアは、クロックおよびその他の周波数信号の周波数と位相シフトの動的な遷移をサポートする必要があるデザインで使用します。また、このIPコアはPLLの出力周波数をスイープし、出力クロック位相を動的に調整することを可能にするため、プロトタイピング環境でも有用です。なお、出力クロック位相シフトを遷移させることにより、リアルタイムでclock-to-output(tCO)遅延を調整することもできます。このアプローチにより、新しいPLL設定でコンフィギュレーション・ファイルを再生成する必要がなくなります。この動作にはダイナミック位相シフトが必要です。