MAX 10のクロッキングおよびPLLユーザーガイド

ID 683047
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

6.1.3. プログラマブル帯域幅のパラメータ設定

ALTPLL IPコアの帯域幅は、ALTPLL IPコア・パラメータ・エディタのBandwidth/SSページでコンフィギュレーションすることができます。

表 17.  帯域幅コンフィギュレーションのパラメータ・エディタ設定
パラメータ Value 説明
Auto

ALTPLLパラメータ・エディタは、目的のPLL設定を達成するにあたって最適な帯域幅の値を選択します。場合によっては、帯域幅の値がLowおよびHighプリセット範囲外になることもあります。

プログラマブル帯域幅機能をクロック・スイッチオーバー機能を併せて使用して、必要なPLL出力設定を取得することができます。スペクトラム拡散機能を有効にする場合は、帯域幅をAutoに設定する必要があります。

Preset Low 狭帯域幅のPLLでは、ジッタ除去は向上しますがロック時間が遅くなります。
Medium 中帯域幅のPLLでは、ジッタ除去とロック時間は均衡します。
High 広帯域幅のPLLでは、ロック時間はより高速になりますがよリ多くのジッタをトラッキングします。

Bandwidth/SSページの右側の表では、以下のコンポーネントの値が表示されています。

  • Charge pump current
  • Loop filter resistance
  • Loop filter capacitance
  • Mカウンタ

これらのパラメータ設定は、追加のトップレベル・ポートを作成しません。