Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 10/23/2024
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ドキュメント目次

1.4. 内部ホストのパーシャル・リコンフィグレーション

内部ホスト制御では、内部コントローラー、 Nios® IIプロセッサー、または PCI Express* ( PCIe* ) もしくはイーサネットなどのインターフェイスを使用し、 Arria® 10もしくは Cyclone® 10 GX PR 制御ブロック、または Agilex® 7 Agilex™ 5、および Stratix® 10デバイスの SDM と直接通信します。

PR ビットストリームを PR 制御ブロックまたは SDM に転送するには、Partial Reconfiguration Controller IP コアの Avalon® メモリーマップド・インターフェイスを使用します。デバイスがユーザーモードに入ったら、PR 内部ホストを使用し、FPGA コア・ファブリックを通じてパーシャル・リコンフィグレーションを開始します。
注: PR ホスト用に独自の制御ロジックを作成する場合、ロジックは PR インターフェイスの要件を満たす必要があります。
図 3. 内部ホスト PR

内部ホストでパーシャル・リコンフィグレーションを実行する場合は、専用の PR ピン (PR_REQUESTPR_READYPR_DONE、および PR_ERROR) を通常の I/O として使用します。静的領域ロジックを実装して、外部メモリーからPRプログラミング・ビットストリームを取得し、内部ホストによる処理に使用します。

図 4. 内部 PR ホストを使用した Arria® 10 FPGA システム例

例えば、パーシャル・リコンフィグレーション用のプログラミング・ビットストリームを PCI Express* リンクから送信します。次に、ビットストリームを PR コントロール・ロジックで処理し、ビットストリームを PR IP コアに送信してプログラミングします。nCONFIG によってデバイスは、ユーザーモードからデバイス・コンフィグレーション・モードに移ります。1

1 nCONFIG でデバイスをロックして、電源サイクルを強制できます。PR プログラミングの不適切な使用により、スタティック・ロジックが破損し、コンフィグレーション・ブロックへのコアクロック入力が切断されたり、コンフィグレーションが応答しなくなったりする可能性があります。nCONFIG をトグルする前に PR IP をリセットしてください。