Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 10/23/2024
Public
ドキュメント目次

2.2.5.1. PR エラー回復のタイミング仕様

以下では、PRエラー回復のタイミング仕様について説明します。

タイミング図: PR_ERRORがトリガーされたPR操作 - PR Controller Intel FPGA IP (Avalonストリーミング) および タイミング図: PR_ERRORがトリガーされたPR操作 - PR Controller Intel FPGA IP (Avalonメモリーマップド) は、PR_ERRORが発生した場合のPR操作を説明します。PR_ERRORがトリガーされると、FPGA SDM操作は avst_sink_ready 信号をディアサートし、残りの破損したPRビットストリームをバックプレッシャーします。次に、エラー回復メカニズムが、avst_sink_ready 信号を再度アサートすることで開始され、Avalonストリーミング・パイプライン内の残りの破損したPRビットストリームをフラッシュします。

図 46. タイミング図: PR_ERRORがトリガーされたPR操作 - PR Controller Intel FPGA IP (Avalonストリーミング)

Avalonメモリーマップド・インターフェイスを持つ PR Controller IP デザインの場合、PR_ERROR がトリガーされると、Avalonメモリーマップド・ホストのPRビットストリームが枯渇するまで (avmm_slave_write および avmm_slave_writedata の両方をアサートして) 書き込みを続行します。タイミング図: PR_ERRORがトリガーされたPR操作 - PR Controller Intel FPGA IP (メモリーマップド)を参照してください。

図 47. タイミング図: PR_ERRORがトリガーされたPR操作 - PR Controller Intel FPGA IP (Avalonメモリーマップド)

エラー回復メカニズムは、次の図に示すように、PR Controller IPリセットまたは別のPR操作を開始するまで継続されます。その後、破損していない新しいPRビットストリームをPR Controller IPに送信できます。

注: エラー回復中に新しいビットストリームがフラッシュされるのを防ぐために、リセットまたは pr_start の前に新しい、破損していないPRビットストリームをPR Controller IPに提供しないでください。
図 48. タイミング図: リセットアサートまでのエラー回復 - PR Controller Intel FPGA IP (Avalonストリーミング)
図 49. タイミング図: リセットアサートまでのエラー回復 - PR Controller Intel FPGA IP (Avalonメモリーマップド)
図 50. タイミング図: PR操作が開始するまでのエラー回復 - PR Controller Intel FPGA IP (Avalonストリーミング)
注: PR操作が開始されるのと同じクロックサイクルで、新しい破損していないPRビットストリームを avst_sink_data に提供するシナリオでは、内部レジスターはエラー回復のために、最初のデータビート (0x1) をキャプチャーします。
図 51. タイミング図: PR操作が開始するまでのエラー回復 - PR Controller Intel FPGA IP (Avalonメモリーマップ)