Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 10/23/2024
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ドキュメント目次

1.6.1. ステップ 1 : パーシャル・リコンフィグレーションのリソースの特定

パーシャル・リコンフィグレーションを設計する際、まずリコンフィグレーション可能なパーティションとして定義可能な論理階層の境界を決定する必要があります。リコンフィグレーション可能なパーティションには、LAB、エンベデッド・メモリー・ブロック (M20K および MLAB)、FPGA 内の DSP ブロックなどのコアリソースのみを含める必要があります。

トランシーバー、外部メモリー・インターフェイス、GPIO、I/O レシーバー、ハード・プロセッサー・システム (HPS) などのペリフェラル・リソースはすべて、静的領域に配置する必要があります。クロックやリセットに向けてグローバル・ネットワーク・バッファーをパーシャル・リコンフィグレーションすることはできません。

表 2.  サポートされているリコンフィグレーション方法
ハードウェア・リソース・ブロック リコンフィグレーション方法
ロジックブロック パーシャル・リコンフィグレーション
デジタル信号処理 パーシャル・リコンフィグレーション
メモリーブロック パーシャル・リコンフィグレーション
コア配線 パーシャル・リコンフィグレーション
トランシーバー/PLL ダイナミック・リコンフィグレーション
I/O ブロック サポートされていません
クロック制御ブロック サポートされていません

PR に対してリソースを特定した後、このパーティションをサポートするためのデザイン階層およびソースコードを設定します。詳細は、パーシャル・リコンフィグレーション・デザインの考慮事項を参照してください。