Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 10/23/2024
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ドキュメント目次

1.6.7. ステップ7 : ベースリビジョンのコンパイルと静的領域のエクスポート

PRパーティションとリビジョンの定義とフロアプランを行った後、ベースリビジョンをコンパイルして静的領域をエクスポートします。個々のデザイン・パーティションを手動でエクスポートすることも、コンパイラーを実行するたびに1つ以上のパーティションを自動でエクスポートすることもできます。
次の手順に従って、ベース領域と静的領域をコンパイルしてエクスポートします。
  1. 現在のリビジョンを指定するには、Project > Revisionsをクリックし、ベースリビジョンを現在のリビジョンとして設定するか、メインツールバーのドロップダウン・リストからベースリビジョンを選択します。
  2. Arria® 10および Cyclone® 10 GXデザインの場合、必要に応じて次のアサインメントを .qsf に追加し、必要なPRビットストリームをコンパイル後に自動生成します。この手順は、 Agilex® 7 Agilex™ 5、または Stratix® 10デザインの場合は不要です。
    set_global_assignment -name GENERATE_PR_RBF_FILE ON
    set_global_assignment -name ON_CHIP_BITSTREAM_DECOMPRESSION OFF
  3. ベースリビジョンをコンパイルするには、Processing > Start Compilationをクリックします。
  4. 静的領域をエクスポートするには、Project > Export Design Partitionをクリックして、パーティション・エクスポートのオプションを指定します。
    図 13. Export Design Partition
    表 3.  デザイン・パーティションのオプション
    オプション 設定
    Partition name root_partition を選択します。
    Partition database file 分かりやすいファイル名を指定します。
    Include entity-bound SDC files パーティション・エクスポートでエンティティーにバインドされた .sdc ファイルを含めることができるようにします。
    注: このオプションは、ベースリビジョン (ルート・パーティション) をエクスポートする際にイネーブルにする必要があります。イネーブルにすることで実装のコンパイル時に、エンティティー・バウンドの .sdc ファイルで定義されたタイミング制約が継承されます。
    Snapshot finalスナップショットを選択します。
  5. あるいは、次の手順に従って、1つ以上のデザイン・パーティションを各コンパイル後に自動エクスポートします。 デザイン・パーティションに親パーティションが保持されていない場合、 そのデザイン・パーティションは、root_partitionを含め、自動エクスポートできます。
    1. Design Partitions Windowウィンドウを開くには、Assignments > Design Partitions Windowをクリックします。
    2. 最終スナップショットの結果を含むパーティションをフィッター実行時に毎回、自動エクスポートするには、.qdb ファイル名をパーティションのPost Final Export Fileオプションに指定します。
    図 14. Design Partitions Windowでのエクスポート・ファイルの指定

    同等のQSFファイル

    set_instance_assignment -name \
         EXPORT_PARTITION_SNAPSHOT_<FINAL|SYNTHESIZED> \
         <hierarchy_path> -to <file_name>.qdb