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Ixiasoft
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1.12.1. PRビットストリームのセキュリティー検証 ( Stratix® 10デザイン)
PRビットストリームのセキュリティー検証では、マルチテナントFPGAの使用をイネーブルします。例えば、プラットフォーム・オーナーは、単一のデバイスを複数のサードパーティー・クライアントをホストできるようにパーティション化することがあります。プラットフォーム・オーナーはクライアントを信頼せず、クライアントは相互に信頼しない可能性がありますが、クライアントはプラットフォーム・オーナーを信頼します。PRビットストリームのセキュリティー検証により、プラットフォームのオーナーとクライアントは、専有サーバーやクライアントのコンフィグレーションを破壊したり、その後のパーシャル・リコンフィグレーションによってピーク攻撃やポーク攻撃を開始したりする第三者から保護されます。
PRビットストリームのセキュリティー検証を使用すると、プラットフォーム・オーナーはクライアントがFPGAに損害を与える目的で .pmsf ファイルを変更したか、アクセスがない状態で信号に接続使用としたかを判断できるようになります。効果的に使用するには、プラットフォーム・オーナーはクライアントから .pmsf ファイル (.rbf ではない) のみを受け入れ、プラットフォーム・オーナーはクライアントのすべての .pmsf ファイルを検証する必要があります。次に、プログラマーは、このPR領域に向けてPRビットストリーム (.rbf) を生成するために、 .pmsf と .smsf の両方を必要とします。これにより、PRペルソナが所有するビットのみを変更できるようにします。プラットフォーム・オーナーは、PR領域の付随資料の一部として、オプションで .smsf ファイルをサードパーティーのクライアントに提供することができます。
PRビットストリームの検証では、プラットフォーム・オーナーは自ら .smsf ファイルを生成し、 .smsf ファイルの信頼性を確保します。ビットストリームの検証チェックでは、クライアントが提供した .pmsf ファイルと信頼された .smsf ファイルを比較します。 .pmsf ファイルが意図的または偶発的な理由で無効である場合、比較は失敗します。
- ライセンスファイルを取得し、PR領域に対する smsf ファイルの生成がベースコンパイル中にできるようにします。ProgrammerでのPRビットストリーム生成中にPRビットストリームのセキュリティー検証を実行します。ライセンスを取得するには、My Intelにログインまたはアカウント登録してから、Intelプレミアサポートのケースを提出し、ライセンスキーを参照番号22013030316でリクエストしてください。
- ライセンスファイルを Quartus® Prime プロ・エディション開発ソフトウェアに追加するには、Tools > License Setupをクリックし、License File機能を指定します。
- PRセキュリティー検証機能をイネーブルするには、次の行を .qsf プロジェクトに追加します。
set_global_assignment -name PR_SECURITY_VALIDATION on
- ベースリビジョンをコンパイルします。
- ベースコンパイルに続いて、Assemblerレポートを表示し、生成された .smsf ファイルを表示します。このファイルは、各PR領域のビットストリーム生成に必要です。
- クライアントは、プラットフォーム・オーナーに .pmsf を提供します。
- プラットフォーム・オーナーは、その .pmsf を検証し、 .pmsf を .rbf に変換し、.rbf を使用してFPGAデバイスをコンフィグレーションします。プラットフォーム・オーナーは、 .pmsf をPRビットストリームに変換します。 .smsf ファイルを quartus_pfg に提供し、ツールに .smsf と照らし合わせて .pmsf を検証するように命令します。ファイルに互換性がある場合にのみビットストリームを生成します。
quartus_pfg -c -o smsf_file=<smsf_file> <pmsf_file> <output_rbf_file>