Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 10/23/2024
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ドキュメント目次

1.8. 階層型パーシャル・リコンフィグレーション

階層型パーシャル・リコンフィグレーション (HPR) とは、パーシャル・リコンフィグレーション (PR) の拡張です。HPR では、1つの PR 領域を別の PR 領域内に含めます。親パーティションと子パーティションの両方に対して複数のペルソナが作成可能です。子パーティションは、その親パーティション内にネスト化します。親パーティションをリコンフィグレーションしても、静的領域内の動作への影響はありませんが、親領域の子パーティションが、デフォルトの子パーティション・ペルソナに置き換えられます。

HPR デザインフローには、次の手順が含まれます。
  1. デザインのベースリビジョンを作成し、静的領域をにエクスポートします。これについてはステップ7 : ベースリビジョンのコンパイルと静的領域のエクスポート で説明しています。
  2. 各ペルソナの実装リビジョンをステップ8 : PR実装リビジョンのセットアップ の説明に従って作成し、親パーティションをエクスポートします。
  3. .qdb ファイル・パーティションを静的領域と親領域に対して指定します。
  4. 親または子に対応するエンティティーを指定します。
HPRデザインの実装リビジョンをコンパイルする場合は、ベースリビジョンのPR領域のプランニングと同様に、子パーティションを完全にフロアプランしてください。詳細は、異なるコンパイルからの親QDBファイルの使用を参照してください。
注: 階層型PR (HPR) デザインでは、PR ビットストリーム・セキュリティー検証はサポートしていません。