Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 10/23/2024
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ドキュメント目次

2.8.6.2. 未知の出力およびペルソナのアクティベーションのシミュレーション

パーシャル・リコンフィグレーション・プロセス中に発生する未知の出力およびペルソナのアクティベーションをシミュレーションするには、次の手順を実行します。

  1. シミュレーション状態がPR_IN_PROGRESSの際に pr_activate 信号をアサートすることで、影響を受けるPR領域のシミュレーション出力マルチプレクサーが X に駆動されるようにします。
  2. さらに、PRシミュレーション・モデルで pr_activate 信号をアサートして、PRモデル内のすべてのレジスターにPRアクティベーション値をロードする必要があります。
  3. シミュレーション状態がPR_COMPLETE_SUCCESSに到達した後、適切なPR領域シミュレーション・ラッパー mux sel 信号を使用して、適切なPRペルソナをアクティブにします。
  4. SDMの sim_only_pr_id 信号から領域および特定の選択信号をデコードします。このPR IDは、シミュレーションRBFにエンコードされたIDに対応しています。

SDMシミュレーション・モデルは、以下のシミュレーションRBFの位置にあるエンコードされた命令をチェックします。

  • 1st (0x97566593)
  • 2nd (0x4422XXXX)
  • 3rd (0x5056XXXX)

エンコードされた命令が指定した位置にあるモデルにストリームされない場合、シミュレーション・モデルはPRエラーをトリガーし、そのエラー状態はPartial Reconfiguration Controller Intel FPGA IPまたはPartial Reconfiguration External Configuration Controller Intel FPGA IPに反映されます。

NNNNが指定した正確な数のダミーデータがシミュレーション・モデルにストリームされない場合、モデルは送信されたデータの不一致を示す情報メッセージ (PR warning: Exceed expected length of data!) を出力します。この場合、PRエラーはトリガーされません。