Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 10/23/2024
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ドキュメント目次

1.6.2. ステップ2 : デザイン・パーティションの作成

パーシャル・リコンフィグレーションを行う各PR領域に対してデザイン・パーティションを作成します。デザインには、独立したパーティションまたはPR領域をいくつでも作成できます。 Project NavigatorまたはDesign Partitionsウィンドウからパーシャル・リコンフィグレーション用のデザイン・パーティションを作成します。

デザイン・パーティションは、デザインの論理的なパーティション分割であって、デバイス上の物理領域は指定しません。パーティションをFPGAの特定の領域に関連付けるには、Logic Lock領域の割り当てを使用します。パーティションによってデザインの最適化が妨げられるのを回避するため、ロジックを同一パーティション内でグループ化します。デザインのPRフローに親パーティションと子パーティションが含まれている場合は、デザイン内に複数の親パーティションまたは子パーティション、および複数レベルのPRパーティションを定義します。

Reconfigurableパーティションを作成すると、コンパイラーはパーティションの合成後の結果を保存し、合成後のネットリストを再利用します。これは、再合成を必要とするパーティションの変更がない場合に当てはまります。それ以外の場合、コンパイラーは、ソースファイルからパーティションを再合成します。コンパイラーは、Reconfigurableパーティションの各インターフェイスにワイヤーLUTを追加し、PR互換性のチェックを実行します。

デザイン・パーティションの作成

次の手順に従って、デザイン・パーティションを作成します。

  1. Processing > Start > Start Analysis & Elaborationの順にクリックします。
  2. Project NavigatorでHierarchyタブのインスタンスを右クリックし、Design Partition > Set as Design Partitionをクリックします。デザイン・パーティションのアイコンが、作成した各パーティションの横に表示されます。
  3. プロジェクト内のすべてのデザイン・パーティションを表示および編集するには、Assignments > Design Partitions Window をクリックします。
  4. パーティションTypeとしてReconfigurableを各PRパーティションに対して指定します。Reconfigurableタイプは、PRフローでパーティションの再フィットを可能にすると同時に、合成結果を保持します。
    図 7. Design Partitions Window