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Ixiasoft
1.1. コンパイルの概要
1.2. Compilation Dashboardの使用
1.3. デザイン・ネットリストのインフラストラクチャー (ベータ版)
1.4. デザインの合成
1.5. デザインの配置配線
1.6. インクリメンタル最適化フロー
1.7. Fast Forwardコンパイルフロー
1.8. フルコンパイル・フロー
1.9. コンパイル結果のエクスポート
1.10. 他のEDAツールの統合
1.11. 合成言語のサポート
1.12. コンパイラーの最適化手法
1.13. 合成設定のリファレンス
1.14. フィッター設定のリファレンス
1.15. デザインのコンパイルの改訂履歴
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1.9.3. デザイン・パーティションの作成
デザイン・パーティションは、名前付き論理階層境界で、デザイン内のインスタンスに割り当てることができます。デザイン・パーティションを定義すると、個々のブロックのコンパイル結果の最適化や閉じ込めが可能になります。その後、オプションでデザイン・パーティションのコンパイル結果をエクスポートして、別のコンテキストで再利用することができます (別のプロジェクトでの再利用など)。
図 95. デザイン階層におけるデザイン・パーティション
次の手順に従い、デザイン・パーティションを作成および変更します。
- インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで、パーティションを作成するプロジェクトを開きます。
- 合成または最終コンパイル結果を生成します。それには、次のコマンドのいずれかを実行します。
- 合成後のコンパイル結果を生成するには、Processing > Start > Start Analysis & Synthesis をクリックします。
- 最終コンパイル結果を生成するには、Processing > Start Compilation をクリックします。
- Project Navigatorで、Hierarchy タブのインスタンスを右クリックし、Design Partition > Set as Design Partition をクリックします。
図 96. プロジェクト階層からのデザイン・パーティションの作成
- プロジェクト内のすべてのデザイン・パーティションを表示および編集するには、Assignments > Design Partitions Window をクリックします。
図 97. Design Partitions Window
- Design Partitions Windowで、デザイン・パーティションのプロパティーを指定します。次の設定を利用することができます。
表 27. デザイン・パーティションの設定 オプション 詳細 Partition Name パーティション名を指定します。各パーティション名は一意であり、英数字のみで構成する必要があります。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは、プロジェクト・リビジョンごとに上位の (|) 「root_partition」を自動的に作成します。 Hierarchy Path パーティションに割り当てるエンティティー・インスタンスの階層パスを指定します。この値は、Create New Partition ダイアログボックスで指定します。ルート・パーティションの階層パスは、| です。 Type ダブルクリックし、次のパーティション・タイプのいずれかを指定します。これにより、コンパイラーにおけるパーティションの処理および実装を制御します。 - Default - 標準パーティションを示します。コンパイラーは、関連付けられているデザイン・ソース・ファイルを使用してパーティションを処理します。
- Reconfigurable - パーシャル・リコンフィグレーション・フローにおいてリコンフィグレーション可能なパーティションを示します。Reconfigurable タイプを指定し、PRフローでパーティションの再フィットを可能にすると同時に、合成結果を保持します。
- Reserved Core - ブロックベースのデザインフローにおけるパーティションを示します。このパーティションは、コンシューマーがデバイス・ペリフェラルを再利用してコア開発を行う目的で予約されています。
Preservation Level 次のいずれかの保持レベルをパーティションに指定します。 - Not Set - 保持レベルを指定しません。パーティションは、ソースファイルからコンパイルされます。
- synthesized - パーティションは、合成後のスナップショットを使用してコンパイルされます。
- final - パーティションは、最終スナップショットを使用してコンパイルされます。
Preservation Level が synthesized または final の場合、ソースコードに対する変更は合成に反映されません。
Empty コンパイラーがスキップする空のパーティションを指定します。この設定は、同じパーティションに対する Periphery Reuse Core および Partition Database File 設定とは両立しません。Preservation Level は Not Set にする必要があります。空のパーティションに子パーティションを含めることはできません。 Partition Database File パーティション・データべース・ファイル (.qdb) を指定します。コンパイラーは、このファイルをパーティションのコンパイル時に使用します。再利用するコンパイルステージ (合成または最終) の .qdb をエクスポートします。.qdb をパーティションに割り当て、これらの結果を別のコンテキストで再利用します。 Entity Re-binding - PRフロー - 各実装リビジョンのデフォルトのペルソナを置き換えるエンティティーを指定します。
- ルート・パーティション再利用フロー - コンシューマー・プロジェクトで予約されているコアロジックを置き換えるエンティティーを指定します。
Color Chip PlannerおよびDesign Partition Plannerで表示するパーティションの色分けを指定します。 Post Synthesis Export File Analysis & Synthesisを実行するたびに、パーティションの合成コンパイル後の結果を指定の .qdb ファイルに自動的にエクスポートします。root_partitionを含め、保持されている親パーティションのないデザイン・パーティションを自動的にエクスポートすることができます。 Post Final Export File フィッターの最終ステージを実行するたびに、パーティションの最終コンパイル後の結果を指定の .qdb ファイルに自動的にエクスポートします。root_partitionを含め、保持されている親パーティションのないデザイン・パーティションを自動的にエクスポートすることができます。